鍼灸師の平均年収と収入を上げる方法とは? 2017.06.27
鍼灸師の転職で気になるのが平均年収はどれくらいなのかということです。
平均年収を知らなくても転職自体はできますが、理解して転職したほうが幅広い視野で転職をすることができますよ。
今回は鍼灸師の平均年収はどれくらいなのかと、収入を上げるためにはどうすればいいのかということを説明していきます。
鍼灸師の平均年収は300万円~400万円
鍼灸師の平均年収は、300万円~400万円ほどと言われています。
月収で見てみると、だいたい18万円~40万円ほどが一般的です。
鍼灸師は、国家資格の中でも比較的年収が少ない職種と言われています。
しかし、鍼灸師といっても、柔道整復師などの資格も持っている人の場合は幅広い施術をすることができるので、この平均が当てはまらない場合があります。
勤続年数を重ねれば収入は増加する
鍼灸師は基本的に実務経験が長ければ長いほど収入は増えます。
基本給に加えて能力給のある職場もあり、技術力が高ければ高いほどプラスαの給料を受け取ることができます。
はり・きゅう資格以外にも、柔道整復師資格やあん摩マッサージ指圧師資格などを取得していればそれだけ能力給も上がります。
最近ではエステシャンや整体師として働く鍼灸師の方も増えてきているので、幅広い施術をできる人が高い年収を得ている傾向があります。
歩合制の場合は例外
鍼灸院は基本的に固定給や能力給のお店が多いですが、お店の給料体系によっては歩合制を導入しているところもあります。
歩合制を導入している場合は、指名されればされるほど給料に上乗せされるので技術力が高い人ほど大きな収入になります。
人によっては月収50万円にまで達する鍼灸師もいます。
お客様の身体の痛みの原因を的確に読み取り、治療してくれるような的確な知識と技術が求められます
また、そこまでの人気を獲得するには、技術力だけでなく人柄やコミュニケーション能力なども必要になります。
年収を上げる方法はある?
鍼灸師の平均年収は300万円~400万円ほどですが、キャリアアップなどをすればそれ以上の年収も望めます。
具体的にどんなことをすればいいのか詳しく見ていきましょう。
年収を上げるための第一歩は技術を磨くこと
鍼灸師が年収を上げる第一歩はまず技術を磨くことです。
技術を磨くことで、さまざまな選択肢がでてきます。
鍼灸師としての技術は簡単に身に着けられるものではありません。
毎日のように患者を施術し、経験を積み重ねることが大切です。
また、鍼灸師だけでなく柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の資格を取得し、技術だけでなく幅広い技術を身につけることでキャリアアップの幅が広がります。
そうすることで最終的に治療家としての市場価値も上がり、最終的な年収のアップも期待できます。
独立開業すれば大幅収入アップ
鍼灸師が大幅に年収を上げるためには、一般的に独立開業する必要があります。
独立開業し成功すれば年収1000万円を超えることも可能です。
もちろん、そこまでの収入を手に入れるためには、相当の経営スキルやマーケティングスキルを身に着けていなければなりません。
最近になり美容鍼灸や不妊鍼灸などといった鍼灸の新しいスタイルが人気になっています。
リラクゼーションや不妊に対する意識も高まっており将来性があります。
今後独立開業する場合は、このような美容、不妊に特化した鍼灸院が確かな実績を残すと見込まれます。
チェーン店の店長でも収入は安定する
独立開業をする自身がない、そこまでのリスクは負えないという方は、鍼灸院のチェーン店の院長のポジションを狙いましょう。
チェーン店の店長は独立開業に比べれば安定していますし、福利厚生も比較的充実しています。
人気店になれれば月収は50万円以上にもなります。
ただ、チェーン店の店長といっても鍼灸師としての技術だけでなく、経営スキルやマネジメントスキルが必要になるのでそう簡単になれるものではありません。
鍼灸師として何年も経験を重ねて、確かな実績を持っている人でなければ院長になることは難しいでしょう。
鍼灸師は独立開業すれば安定した収入を得られる!
鍼灸師の平均年収は能力給や歩合給など、店舗の給料体系にもよりますが、300万円~400万円ほどです。
鍼灸師は独立開業をすれば年収1000万円以上も実現可能なので確かな技術力と経営スキルがあるのでしたらオススメです。
独立開業でなくても、チェーン店の院長などのポジションに就くことができれば、より低リスクで収入を上げる必要があります。
そのためにはまず、技術力を上げることが大切です。
確かな技術力を身につけることができればそれだけ転職市場での価値も上がります。
確かな技術を身につけるためにも転職先を探す場合は幅広い目で求人を見れるようにしましょう。