柔道整復師の転職に年齢は関係ある? 2017.07.19
柔道整復師への転職を考える時に気になるのが、いくつまでなら転職ができるのかということですよね。
今回は柔道整復師になるためには年齢が高くても大丈夫なのかと、転職状況について解説していきます。
柔道整復師の転職は年齢不問!
柔道整復師含め治療家には定年がありません。
いくつになっても続けることができるので、言ってしまえば60歳を過ぎて70歳や80歳になっても働くことができます。
もちろん、そこまでの年齢にまでなると雇われ施術師として働くことは難しく、自分で独立開業するしかありません。
また、柔道整復師の転職の際は、特に年齢に関しては不問なことが多いです。
中には柔整師として働いていて、30歳を過ぎてからあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の資格を取得する人も大勢います。
治療家の養成学校では普通に高齢の生徒の方がおり、治療家になるための勉強をしています。
30歳を過ぎてから未経験で柔道整復師になる人も
柔道整復師は中には30歳を過ぎてから他業界から転職してくる人もいます。
経済的な不況で生活が不安定になり、手に職のある仕事をしたいと考えることは当然のことでしょう。
中にはまったく治療家業界とは関係のない営業をしていた人でも3年間の夜間学校で知識と技術を身につけて柔整師として働き始めるということもあります。
柔整師として人気になるためには技術力以外に人と接するコミュニケーション能力も必要不可欠です。
お客さんのニーズを的確に捉えるためだけでなく、楽しませたり、リラックスさせたりしなければなりません。
営業や接客業をしていた人は自然とそういったことができるため、柔道整復師として成功することが多々あります。
柔道整復師の転職状況は?
柔道整復師は30代からでも転職が可能ですがその実態はどうなっているのでしょうか。
転職の際に重要なことと、年収、キャリアプランなどを見ていきましょう。
年齢よりも大切なのはやる気と技術力
柔道整復師の転職で大切なことは年齢ではなくやる気です。
自分は柔整師としてどういったことができて、どういったことをやりたいのかということが大切です。
年齢がある程度上がると現状の技術に満足してしまいがちですが、まだ学ぶことがあるという姿勢であった方が採用担当者もあなたのことを魅力的に感じてくれます。
それに加えて転職の際は個人の技術力も非常に重視されます。
すでに柔道整復師として働いているのでしたら高い技術力がある証明、例えば指名を週にどれくらいもらっていたか、能力給や歩合でどれほど売り上げることができたかなどを話せるほうがいいでしょう。
年収は技術次第で上げることができる
転職を考える時に気になるのが、年収が上がらないのではないかという不安です。
整骨院の収入はそこまで高いものではなく、平均年収は300万円から500万円ほどです。
雇われ店長などをすれば高収入を得られますが、他の業界などと比べてもそこまで貰えるわけではありません。
年齢ごとの収入の伸び率もそこまで高くないので、ただ柔道整復師をやっているだけでは年収が上がることはないです。
技術力をきちんと身につけてお客さんの痛みを取り除ける人にならなければなりません。
技術力があれば能力給や指名も貰えるようになってそれだけ収入も増えていきます。
整骨院以外への転職は?
ある程度の年齢になってからでも整形外科や機能訓練指導員への転職は可能です。
ただ、今後整骨院などで柔道整復師として働くことを考えているのでしたら整骨院である程度の技術力を身に着けておくことをおすすめします。
整形外科や機能訓練指導員は整骨院とはまったく異なる業務内容で、柔道整復師としての技術を身につけることは難しいです。
年齢が上がってからいざ整骨院で働こうと思っても技術力がなく、転職に苦労する可能性が十分にありえます。
柔道整復師として生きていくなら独立開業を
ある程度の年齢になっても柔道整復師として働きたいと考えているのでしたら独立開業をする必要があります。
施術者としてだけでなく経営者として働いていかなければならないため苦労することは多いですが、雇われ施術者として働くことには限界があります。
最近は独立開業をしても競争が激しく開業しても廃業してしまうケースが多々あるので、きちんと技術力を磨き、経営スキルを身につけるようにしなければなりません。
独立開業をするつもりがない場合でも、店舗展開しているお店の店長として働くといったキャリアプランを考えたほうがいいです。
柔道整復師への転職は30歳を過ぎても大丈夫
柔道整復師は年齢がいくつになっても続けることができるので30歳を過ぎたところで転職できないわけではありません。
30歳を過ぎてから治療家業界に飛び込み、成功していった人はたくさんいます。
柔道整復師として働いていくために大切なのは、柔整師として働き始めてからどういった技術を磨き、キャリアを積んでいくかということです。
転職を考えるときはどういったキャリアプランを築くかということを想像してみるといいでしょう。
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