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整体師とマッサージ師の違いってなに?

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足裏マッサージの様子

「最近、身体がだるいな」「筋肉が固くなっている」などと感じることはありますか?

仕事でパソコンに何時間も向かい続けたり、スマホを寝ながらいじったり。

原因はさまざまなことが考えられますが、仕事にパソコンを使った業務は付きものですし、連絡をとったり娯楽のためにスマホも日常生活から切り離せないような生活を送っている人がほとんどだと思います。

では、そういった生活を続けていて、身体の調子が悪くなった時にみなさんはどこに行きますか?

整体、マッサージ、この2つってどこが異なるのでしょうか。

なんとなくにはわかっていても論理建てて説明できる方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、整体師とマッサージ師の違いについて探っていきたいと思います!

あん摩マッサージ指圧師は国家資格を持っている

まずひとつ目として挙げられるのは、整体師とマッサージ師では施術するために求められる資格が違うということです。

整体師は民間資格であり、国家資格など特別な資格は要りません。

ですから、整体院で働きながら経験を積み、晴れて一人前の整体師になる人もいれば、養成学校である整体スクールで学び民間資格を取得したあとで整体師になる人もいます。

資格はいらなくても知識と技術は必要

資格がいらないということは、極端に言えば全くの未経験者でも整体師の仕事をすることができます。

しかし、患者の立場からすると、経験の浅い整体師の施術は受けたいと思いませんし、直にお客さまと接する仕事なので、経験を盛っていたとしてもバレてしまうでしょう。

そこで、整体師にとっては「ウチは技術のある信頼できる整体師ですよ」と証明できるものが、また患者にとっては「技術があるから安心して通院できる」と確認できるものが、この民間資格というわけです。

このような理由から、整体師としてやっていくためには民間資格はほぼマストな資格と言えるでしょう。

マッサージ師には国家資格が必要

マッサージ師は国家資格であるあん摩マッサージ指圧師の資格を持つ人しか行うことができません。

この資格は厚生労働大臣の国家免許となるので、厚生労働大臣・文部科学大臣が指定した専門学校、盲学校などの教育期間で3年以上の間に渡り、知識や技術を習得し国家試験に合格することが求められます。

必要な知識については法律で定められており、具体的には人体の構造や機能といった基礎医学・病気について学ぶ臨床医学や、ベッドサイドでの臨床実習など、合計93単位を履修することが求められる資格であります。

これらの要素から、整体師になるかマッサージ師になるかの選択がなされる事になりそうですね。

実は施術方法が全然違う!

整体もマッサージも身体の痛みや不調を改善するために行われる、という目的には違いはありません。

しかし、そのアプローチの方法に違いがあるのです。

整体はもともと上半身と下半身を支える役割を担う骨盤と、その骨盤の上にある背骨の歪みやズレによって痛みや不調が現れているという考えに基づいています。

そこで、整体では骨盤のズレを矯正し、筋肉のコリや疲労を取り除いていくというアプローチになります。

筋肉に働きかける

マッサージは筋肉の表面をもみほぐすことにより、縮んで固くなってしまった筋肉やそれによって圧迫されていた血管の流れを改善し、血液循環やリンパ循環を良くすることで、身体の疲労やコリを取り除いていくアプローチになります。

このような施術方法に両者の違いがあるのです。

整体師は保険が適用されない!

これは消費者である患者目線での話になりますが、整体師の行う施術とマッサージは保険適用の可否についても異なります。

整体院で行う整体は医療行為ではないので、どんな施術であっても保険適用はできないのです。

しかしマッサージ院では、医師による定期的な同意と適切な治療目的という一定の条件を満たせば、健康保険の適用が認められることになります。

整体師とあん摩マッサージ指圧師の違いはしっかり理解しよう!

これまで整体師とマッサージ師の違いについて説明してきました。

①施術するために必要な資格②施術方法③保険適用の可否の違いがあります。

しかし、両者とも身体の不調を治すという目的は同じであり、患者と直接触れ合える点においても同じです。

人から感謝されたり、人の役に立つ仕事はさまざま存在しますが、患者さんに実際に触れながら施術を行う整体師とマッサージ師の仕事はやりがいを感じやすい仕事といえます。

今後も需要は上がる見込み

また、今後少子高齢化が進んでいくことは必至であり、今後は団塊世代や団塊ジュニア世代が医療・健康分野にますます興味を示すことでしょう。

つまり、整体師やマッサージ師のニーズは今後増加していくものと思われます。

そこで重要なのは、整体師・マッサージ師にかかわらず、他の同業者とは違う専門性をアピールできる知識や技術を身につけることでしょう。

これを機に整体師とマッサージ師を目指してみるのもいいかもしれませんね。

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