柔道整復師の専門学校おすすめランキング!学費はどれくらいかかる? 2017.10.12
柔道整復師といえば腰が痛いときや、肩こりの酷いときに行く接骨院で施術をしてくれる方や、病院などのリハビリテーションを担当している方たちですよね。
生活に密着した身近な職業なので、誰でも一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。
柔道整復師になるには専門学校に通い、しっかりと知識と技術を身につける必要があります。
今回は柔道整復師の専門学校について解説していきます。
この記事で理解できること
- 全国のおすすめ専門学校
- なぜ専門学校に行くのか
- 実際にどのようなことを学べるのか
- 学費はどれくらいかかるのか
おすすめ専門学校ランキング
柔道整復師の専門学校と何校もあるので、どの学校がいいのかわからないですよね。
まずは口コミでも人気のおすすめの専門学校をランキング形式で紹介していきます。
どの学校も一線で働くプロを講師していることが多く、就職サポートも充実しているところばかりです。
第1位 東京柔道整復専門学校
東京柔道整復専門学校は東京にある、昭和28年に設立された60年以上の歴史がある専門学校です。
国内では最多の受験者・合格者数を誇ります。
2016年度3月の柔道整復師国家試験でも受験を受けた104名全員が合格しました。
過去5年間の合格率は98.3%と非常に高く、毎年たくさんの柔道整復師を輩出しています。
一流の授業が受けられる
東京柔道整復専門学校はプロのスポーツトレーナーなど、各業界で活躍している一流の講師による授業が魅力です。
基本的な医学知識と柔道整復学に加えて、チューターという国家試験対策をサポートする講師がいるので、国家試験も万全です。
生徒間・生徒と講師の距離が近い
東京柔道整復専門学校では、地域ボランティアや1泊研修、柔道大会などイベントも充実しています。生徒同士の仲もよく、講師の先生ととの距離も非常に近いです。
卒業生や在校生からの評判もとてもいいです。
就職率は100%
東京柔道整復専門学校は卒業生の就職率が100%です。
整骨院や整形外科、介護関係、スポーツ関係などさまざまな業界へ卒業生を輩出しています。
キャリアサポートは入学から卒業後までしてくれる徹底ぶりです。
卒業生にはスポーツトレーナーが多い
東京柔道整復専門学校ではスポーツトレーナーになるためのサポートも充実しています。
卒業生には実際にスポーツトレーナーとして働いている人が多いです。
女性の生徒も多い
最近治療家業界でも女性の割合が増加しており、東京柔道整復専門学校にもたくさんの女性が在籍しています。
2017年4月の時点で、入学生の30%が女性です。
第2位 東洋医療専門学校
東洋医療専門学校は大阪にある専門学校で、柔道整復師学科、歯科技工士学科、鍼灸師学科、柔道整復師学科があります。
昭和51年に開設された学校で、40年以上の歴史があります。
全国各地から入学者を受け入れており、学生寮も完備しているのも魅力です。
講師陣は臨床経験豊富な先生
東洋医療専門学校では、臨床経験が豊富な講師によって行われます。
実技研修を765時間行っているので、卒業後に使える知識と知識を身につけることができるでしょう。
アメリカ海外研修なども行っており、各種学習サポートも充実しています。
夜間部もあるから社会人でも安心
東洋医療専門学校には夜間部もあるので社会人でも柔道整復師を目指すことができます。
授業は18時から21時までの3時間で、効率よく勉強を進めることが可能です。
昼間部よりも学費が安いこともあり、働きながら勉強をするという人におすすめです。
就職率は100%
東洋医療専門学校の就職率は開校以来100%を誇ります。
国家試験合格率も90.1%と大阪で1番の実績を誇ります。
求人倍率も12.4倍もあるので、安定した就職活動ができるでしょう。
放課後にセミナーを開催
東洋医療専門学校では授業以外でも放課後に無料のセミナーを開催しています。
いくつかの分野のセミナーが行われているので、自分の学びたい分野を選んで受講することが可能です。
業界勉強会なども行っているので、卒業後の進路や、キャリアアップなどの相談もすることができます。
スポーツトレーナーへの道もある
東洋医療専門学校にもプロのスポーツトレーナーがいるので、スポーツトレーナーを目指すにも最適です。
一線で働くトレーナーの講義を受けることで、より実践的なことを学ぶことができます。
第3位 医健専門学校
医健専門学校は福岡県にある柔道整復師の専門学校です。
高い国試合格率を誇る
医健専門学校の柔道整復科、鍼灸科は、ともに高い国試合格率を誇ります。
柔道整復科は91.4%、鍼灸科ははり師が89.5%できゅう師が89.5%と生徒の9割が国試を受け合格しています。
全国平均が70%代なので、基準の高さがわかるでしょう。
スポーツや美容に特化した勉強ができる
柔道整復科と鍼灸科があり、いくつかのコースに分かれています。
- 柔道整復科
- 午前集中コース
- 柔整スポーツコース
- 鍼灸科
- 午前集中コース
- 美容スポーツコース
- 美容スポーツコース スポーツ専攻
以上のように、美容やスポーツに特化した勉強ができるので、将来的にスポーツトレーナーとして働きたい人や美容関係の仕事がしたい人にとても人気です。
特に最近は女性の美容に関する悩みを解決する美容鍼灸の治療院やエステサロンが増えてきているので、これから鍼灸師として働くならば学んでおいて損はない分野です。
プロによる現場実習が受けられる
医健専門学校では業界のプロによる現場実習を受けることができます。
治療院や整骨院、病院などで実習を行うことができ、他にもインターンシップ・プログラムがあるので、治療業界の現場を卒業前に経験することができます。
就職サポートも充実
医健専門学校では就職サポートもとても充実しています。
学校が治療業界と太いパイプで繋がっているので、各種講座やセミナーなども数多く行われているのも特徴です。
キャリアセンターによる一人一人へのサポートが充実しているので、安心して就職活動ができるでしょう。
ゼミや資格取得サポートも充実
柔道整復科、鍼灸科ともに通常の授業の他にゼミがあります。
ゼミではいくつかあるゼミの中から自分の興味のあるものを選ぶことができ、介護・福祉系の取得を目指すようなものもあります。
第4位 東日本医療専門学校
東日本医療専門学校は仙台にある柔道整復師の専門学校です。
スポーツ科学・医学に特化しており、スポーツトレーナーの育成に力を入れています。
仙台は近隣にプロ野球チームなどがあるので、卒業して資格を取得した後にスポーツトレーナーとしてプロチームを目指すことも可能です。
実際に楽天イーグルス、ベガルタ仙台を訪れるプロスポーツ研修というものもあります。
ダブルライセンスも可能
東日本医療専門学校では柔道整復師とはり師、きゅう師の資格を取得できるダブルライセンス制度があります。
ダブルライセンスがあると卒業後の選択肢が広がるほか、スポーツトレーナーとして幅広い活躍ができるようになります。
就職サポートも充実
東日本医療専門学校は就職にも強く、平成28年度の就職率は98%、7割以上の人が宮城県で就職をしています。
そのうち約8割の人が整骨院や治療院、スポーツトレーナーなどになっています。
求人倍率も比較的高く14.6倍となっており、病院や介護施設への就職も可能です。
開業のサポートもあり
東日本医療専門学校では就職サポートだけでなく、卒業後に独立開業をするサポートも行っています。
各種セミナーや実際に開業をした先輩による座談会なども行っています。
卒業後でもサポートを受けることができるので、最初の何年かは整骨院で働いて、それから開業をしたいという人でも安心です。
第5位 札幌青葉鍼灸専門学校
札幌青葉鍼灸専門学校は北海道の柔道整復師専門学校の中でもとてもおすすめです。
ダブルライセンスもできる
札幌青葉鍼灸専門学校では、柔道整復学科と鍼灸学科の2つの学科があります。
両学科とも昼間部と夜間部があるので、方法によっては柔道整復師、はり師、きゅう師3つの資格をいっぺんに取得することが可能です。
最近は柔道整復師、鍼灸師の数が増加しているので、他の人と差別化するためにも、ダブルライセンス、トリプルライセンスを目指す人は増えています。
プロによる実践的な授業
札幌青葉鍼灸専門学校の授業は実際に現場で働いている先生を講師としているので、より実践的でリアルタイムな授業を受けることができます。
クラスごとに担任を設けており、生徒1人1人の学習状況や理解度なども把握してくれているので、勉強面、資格面でもサポートを期待できます。
専任教員が多いから試験対策も充実
札幌青葉鍼灸専門学校は専任教員が多いこともあって学習サポートも充実してます。
3年次から学生3~5名を1人の教員が担当する「寺子屋」という少人数指導を積極的に行っているほか、模擬試験によって本番対策などにも力を入れています。
もし試験に不合格であっても、卒業後の1年間は国家試験対策の講座を無料で受けることが可能です。
柔道整復師の専門学校に通う理由4つ
柔道整復になる方はなぜ学校に通うのでしょうか、以下の理由があります。
- 国家試験の受験資格を獲得するため
- 基礎的な知識をインプットするため
- 技能に関する講習をうけるため
- 就職先を探すため
国家試験の受験資格を獲得するため
柔道整復師になるには専門学校、または柔道整復科のある大学、短大を卒業する必要があります。
いずれかの学校をしっかりと卒業しなければ、そもそも柔道整復師の国家試験を受ける資格がありません。
柔道整復師の専門学校は日本全国に60件以上存在しますが、基本的に学習期間は3年となっています。
これは柔道整復師の国家試験を受けるために、「3年以上の専門的な指定養成校にての学習」が必要だと定められているからです。
柔道整復師を目指すのでしたら少なくとも3年間は勉強する必要があります。
基礎的な知識をインプットするため
柔道整復師は医療従事職なので身体に関する知識をきちんと身につける必要があります。
この知識は後々の実務に必要になるのでしっかりと勉強する必要があります。
柔道整復師の技術は、きちんとした知識を元に成り立っています。
知識なく技能を学んだとしても、仕組みを理解することができないので、座学は必要不可欠です。
技能に関する講習をうけるため
学校では技能講習ももちろん行うことができます。
柔道整復師は患者に直接触れて患部の治療を行う職業なので正しい技能を身に着けているかがとても重要になってきます。
現場で実際に働く前に学校で正しい技能を身につけることは、柔道整復師として働くために必要不可欠です。
就職先を探すため
柔道整復師の専門学校では勉強だけでなく、就職先の紹介も行っています。
学校ならではの優良求人がたくさんあるので、ぜひともチェックしておきたいところです。
専門学校によってOBとの繋がりなどがあるので、学校選びが重要でもあります。
柔道整復師として身につけておくべき知識はどんなもの?
柔道整復師になるための勉強といってもさまざまな分野の勉強をしなければなりません。
全体を通して何が学べるか
学校では柔道整復師になるための必要な技能や知識だけでなく、スポーツトレーナーやメディカルトレーナーになるための知識までも学ぶことが出来ます。
資器材、専門用語、分野ごとの基礎知識、臨床実習や卒業研究までやれる専門学校も多くあります。
国家試験に受からなければならないので、試験対策のために独自にカリキュラムを組んでいるところも大変多いです。
このように全体を通して専門的な知識、経験を幅広く学べます。
学年ごとのカリキュラム
学年ごとのカリキュラムは細かな違いはありますが、基本的な形は変わりません。
- 1年:専門基礎知識、器材などの基礎的な扱い方
- 2年:専門知識の深化、臨床模擬実習など
- 3年:臨床実習、国家試験対策、卒業研究など
以上のようなカリキュラムが一般的です。
1年のときに基礎的な知識を身につけ、2年でその知識を深めながら模擬実習を行い、3年で実際に人に対して施術をし、試験対策を行うということを理解しておけば大丈夫でしょう。
学費はどれくらいかかるのか?
柔道整復師になるために学校に通う必要がありますが、やはり気になるのは学費です。
柔道整復師の専門学校の平均的な学費は3年間で約300~500万円とされています。
だいたい年間100万円+αかかることを目安にしておきましょう。
柔道整復師の専門学校では、しっかりとした技術を身につけるための、実習授業が非常に多いです。
そのため施設費、機材費や人件費などでどうしてもある程度高額になってしまいます。
実際に通っている生徒の中には、学費を稼ぎながら学校に通っている人がいますが、そういった人が選ぶのはだいたい夜間の専門学校です。
夜間の専門学校は18時から授業が始まるので、仕事をしながらでも通いやすいですし、昼間部と変わらない勉強を受けることができます。
柔道整復師の専門学校はこれでOK!
柔道整復師は専門学校などで3年以上勉強をしなければ資格試験を受けることができません。
専門学校で勉強をすることは、今回紹介した通り柔道整復師になるために、そしてなってから必要不可欠なものです。
学ぶことがたくさんあるので決して楽なものではありませんが、その分、学ぶことは多いでしょう。
学費や、学校ごとの特徴などをもとに、自分に合った学校を選ぶようにしましょう。