柔道整復師が考える転職理由ってどんなもの? 2017.07.27
柔道整復師とは、視診と触診によって怪我の状態を判断し、人間の持つ治癒力を利用して治療を行う人のことです。p>
今回は柔道整復師の仕事内容ややりがいを紹介した後、柔道整復師の転職を考えた理由やきっかけについてご紹介していきます。p>
柔道整復師の役割とやりがい
柔道整復師は怪我を目で見て、触れて損傷の状態を確認して治療していきます。p>
中には治癒していても怪我をした部分に違和感を感じたりうまく動かずに通院したりする患者さんもいます。p>
このような場合は、損傷部分だけでなく患者さんの体全体を視診、触診して施術します。p>
手術をしないため、治療にはある程度の時間がかかり、1人の患者さんとの関わりが長くなる特徴があります。p>
また、患者さんに治療の一環として生活指導を行うことから患者さんの生活に関わることになります。p>
なので患者さんを身近に感じ、患者さんの回復を治療しながら感じられます。p>
治療をすることで患者さんから信頼されるようになりますし、感謝もされるため、やりがいを感じられることでしょう。p>
独立開業ができる
また、柔道整復師の国家資格を取得していれば独立開業も可能です。p>
整骨院や接骨院を開業する人は多いですが、資格取得後すぐに独立して開業することはできません。p>
ある程度は経験を積むことが重要で、現場でスキルを身につけてから独立する人が多いです。p>
整骨院ではあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師などの治療家なども一緒に働くことがが多いので、広い視野でスキルを磨くことができます。p>
将来独立を考えている方には、非常にやりがいのある仕事であると言えます。p>
柔道整復師で転職を考える理由は?
では、柔道整復師が転職したいと考えた理由はどのようなものなのでしょうか。p>
1番多い理由とも言われているのが、「職場の環境が合わない」ということです。p>
院長や上司、同僚との人間関係がうまくいかないだけではなく、仕事内容にも不満がある人が多いです。p>
自分のやりたい施術ができない
柔道整復師のように、手に職をつけて仕事をすることを志した人の多くは、こだわりや夢を持っている人が多いです。p>
柔道整復師の場合は、患者さんを少しでも良くしたいという思いを持ち、この仕事に打ち込んでいる気持ちがより一層強くなりがちです。p>
しかし、実際の業務は電気をかけて体を揉むだけというところが少なくありません。p>
これで患者さんの怪我が少しでも回復すれば良いのですが、思うように改善されない人もいます。p>
これが本当に自分のやりたかったことなのか、と悩んで転職を考えるようになります。p>
技術を磨くためという理由も
電気を流して揉む施術が悪いわけではないけれど、施術者として高みを目指したい。
他の施術方法を身に付けたいと考えている人は、新しく転職する院の施術方法を探ることが重要です。p>
自分がやってみたい施術方法がまだ決まっていない場合は、健康保険外の施術を積極的に行っている接骨院がおすすめです。p>
健康保険の範囲内で行える業務には限界があることが大きな理由です。p>
様々な施術を行いスキルアップするためにも、健康保険外の施術を豊富に取り扱っているところを探しましょう。
福利厚生への不満という理由も多数
また、福利厚生に対する不満を転職の理由として挙げている人も多いです。p>
もっと好条件で高待遇で働きたいと望んでいるため、人材不足を補うために高待遇な求人を出している介護業界はとても魅力的なものです。p>
他にも、柔道整復師は整形外科のリハビリ担当、専門学校の講師になることも可能です。p>
柔道整復師の資格を活かせる職は多くあるので、転職しやすいでしょう。p>
整骨院以外で働くことで、自分のキャリアを広げることもできます。p>
柔道整復師の転職先として最近熱い介護業界
柔道整復師が働けるのは整骨院だけではありません。p>
最近では、介護業界で機能訓練指導員として活躍する人も増えています。p>
柔道整復師の資格を取得している場合、介護業界では機能訓練指導員として働くことができます。
基本的には利用者のリハビリや機能訓練などを行います。p>
人手不足が深刻な問題となっている介護業界では、機能訓練指導員の数も不足しています。p>
柔道整復師の数は増加傾向にあるため、機能訓練指導員へ転職する人も多くなっているのです。p>
整骨院での待遇よりも介護施設での待遇の方が良いところもあり、このことも介護業界への転職を後押ししています。p>
自分に合った職場で仕事をしよう!
柔道整復師は1人の患者さんに比較的長期間寄り添うことができ、将来的には独立することも可能であるため魅力的な職業と言えます。p>
手術をせずに人間の回復を利用する、という治療方法は体力のない高齢者にはかなりの需要があります。p>
自分の手で誰かを助けることを実感しながら働けるので、柔道整復師の仕事はやりがいを感じられます。p>
しかし勤務先の環境が合わない、自分のやりたい仕事ができない等の理由で転職を考える方も増えてきています。p>
柔道整復師の資格を持っていれば比較的整骨院同士の転職は容易にできるので、自分に合った整骨院を見つけることがとても大切です。