柔道整復師が働くデイサービスとは?キャリアアップはできる? 2017.07.20
柔道整復師は国家資格を活かして介護業界で働くことが可能です。
現在多くの柔整師が介護施設やデイサービスなどで活躍しています。
今回は柔道整復師の転職先として人気のデイサービスについて解説していきます。
介護業界でも働ける柔道整復師
柔道整復師は介護業界で働いていますが、代表的なものがデイサービスです。
デイサービスってどんな仕事?
介護業界におけるデイサービスとは、介護施設や自宅などを訪れて要介護者の介護やサポートを行う仕事です。
柔道整復師は機能訓練指導員としてデイサービス業務を行うことになります。
柔整師やあん摩マッサージ指圧師、理学療法士などの国家資格を持った人が介護業界で働く際に機能訓練指導員と呼ばれます。
主な業務は要介護者の機能訓練です。
機能訓練とは、一個人が自分の力で生きていく力を取り戻すサポートをする仕事です。
リハビリテーションとは異なり機能の改善だけでなく、その先の生活までサポートをします。
柔整師は機能訓練指導員として関節や身体の不調に対して機能訓練を行います。
福利厚生は安定している
一般的に柔道整復師よりも機能訓練指導員のほうが福利厚生の面では充実しています。
給与面ではそこまで変わらないのですが、機能訓練指導員は各種手当てが付くことが多く、拘束時間も短く休みもきちんと取ることができます。
柔道整復師として整骨院で働いていると整骨院が個人経営の場合は拘束時間が長いのに給料が少ないなんてことがあります。
しかし、機能訓練指導員の場合は基本的に雇い主が企業であることが多いので、福利厚生の面でも安定しています。
柔道整復師として働いていたが、自分は仕事と私生活両方のバランスが取れた仕事をしたいという人には機能訓練指導員として働くことがおすすめです。
治療院や整形外科がデイサービスをしていることも
治療院や整形外科によっては業務の一環でデイサービスを行う場合があります。
普段は柔道整復師として働いている人が、業務の合間などに機能訓練指導員として働きます。
柔整師としても機能訓練指導員としても働くことができるのでそれだけ業務や覚えるべきことは増えますが、柔整師と機能訓練指導員両方の実務経験を積むことができるのは非常に効率がいいです。
特に介護業界では実務経験がとても重要になってくるので、できるだけ早くスキルを身に着けて次のステップに進みたいと考えている人にはおすすめです。
介護業界でキャリアアップはできる?
多くの柔道整復師が介護業界で働いていますが、機能訓練指導員として働いて終わりではありません。
将来的に介護業界でキャリアアップをすることができます。
介護業界にてキャリアアップも可能
柔道整復師は介護業界にてキャリアアップが可能です。
代表的なものがケアマネージャーです。
ケアマネージャーになるには5年以上900日の実務経験がなければなりません。
資格を取得するためには試験を受ける必要があり、試験合格後に研修を受けてようやくケアマネージャーになることができます。
ケアマネージャーは介護サービスの全般をサポートする重要な役職で、社会的な地位も高いです。
他にも介護福祉士の国家試験を受け、介護福祉士として働くことも可能ですし、中には介護施設の施設長になった人もいます。
デイサービスを開業することも可能
場合によってはデイサービスを開業することもできます。
開業のためには機能訓練指導員だけではなく、看護師資格を持っている人や社会福祉士の資格を持っている人が必要になります。
自信で全ての資格を保有しても構いませんし、他の人と協力してデイサービスを開業することもできます。
現在介護業界は非常に需要が高まっており、介護施設も必要になってきています。
それと同時にデイサービスの需要も高まっているので、デイサービスを開業するにはチャンスです。
まずは整骨院で経験を積もう
機能訓練指導員として働きたいと考えている人であっても、まずは柔道整復師として働いて技術を身に着けましょう。
柔道整復師として働いていて、機能訓練指導員になることは簡単ですが、機能訓練指導員として働いてから柔道整復師に戻ることは比較的難しいです。
柔道整復師は施術技術がなければならないのに対して機能訓練指導員は施術に関して基本的な業務しかやらないので技術の向上は難しいです。
そのまま介護業界でキャリアアップする場合は別に問題はありませんが、今後また柔道整復師として働きたいと考えているのでしたらまずは整骨院などで柔道整復師の技術を身に着けるようにしましょう。
柔道整復師はデイサービスで機能訓練指導員として働くことも可能
柔道整復師はデイサービスで機能訓練指導員として働く事が可能です。
現在多くの柔整師がデイサービスで働いています。
介護業界は今後ますます需要が高まる業界ですので、今後介護業界で働きたいと考えている場合はデイサービスなどで機能訓練指導員として働いて経験を積んでおきましょう。
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