柔道整復師の転職理由として多いものは? 2017.07.27
柔道整復師は骨折、捻挫、脱臼、打撲、挫傷などの治療を行っている国家資格です。
また健康保険は適用できませんが、肩こりや腰痛の治療も行うことができます。
老人が増えた後期高齢化社会において、柔道整復師のみが開業できる整骨院の需要はこれからも増加すると考えらています。
また、柔道整復師はアスリートの体のメンテナンスを行うスポーツトレーナーとして活躍できる側面もあるので幅広い就職、転職先があります。
今回は柔道整復師はどんなところで働くことができるのかと、どういった理由で転職を考えるのかを解説していきます。
柔道整復師の今後の需要は?
柔道整復師になるためには国家資格が必要で、資格を取得するためには国家試験に合格する必要があります。
国家試験を受けるためには養成学校に通って勉強する必要があります。
卒業までには大体400万から500万円くらいの学費がかかります
国家資格を保有して「手に職をつけたい」と考える人も少なくなく、柔道整復師を目指す人も増えてきています。
また、開業して自分の腕次第で稼ぐこともできるため人気が集まっている国家資格です。
毎年、国家試験に合格する学生の数は4000人以上になり整骨も増え続けているのが現状です。
これからも需要はあるのか
駅の周りを歩いてみるといたるところに整骨院があります。
また、住宅地にも整骨院は増え続けています。
柔道整復師が増え続け、それに伴って整骨院が増え続けていますがこれからも需要はあるのでしょうか?
実際のところ開業して数年で潰れる整骨院も多くありません。
しかし、冒頭でも述べたように、これか高齢者の人はますます増えていくので需要自体は増えていく見込みです。
また、整骨院もどんどん増えているので転職先、就職先にも困ることはあまりないといえます。
劣悪な労働環境の整骨院が増えている
整骨が増える一方で劣悪な労働環境や薄給や待遇面での問題も増えています。
最近話題の不正請求などを行っている整骨院も増えてきて、一日中マッサージを行うところもあるようです。
治療をしたくて国家資格を取得したのに現実とのギャップに悩む方も少なくないと思います。
働く整骨院の経営状況によってはボーナスが出ないところや、サービス残業が多いところなど安い給料のところも多く、転職や独立開業を考える人も少なくありません。
柔道整復師の資格を活かした転職先は何があるのか
柔道整復師の人が転職を考えたときに、折角なら学校まで行って国家資格を取得したのだから、柔道整復師の資格を活かせる転職先を見つけようと思う方がほとんどでしょう。
ここでは柔道整復師の方の転職先を紹介していきます。
整骨院
整骨院では、一般的に骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷の治療を保険を適用して行います。
保険は適用できませんがマッサージも行います。
整骨院のほとんどは個人経営なので、働く整骨院によって給料面や待遇はかなり大きな差があると考えられます。
整骨院から整骨院に転職する場合は、具体的どういった施術内容なのか、給料や待遇面は今よりかいいのか、院長(オーナー)と性格が合いそうなのかよく確認しておく必要があるといえます。
病院勤務
整骨院以外では柔道整復師は病院の整形外科で勤務することができます。
整形外科に勤務をした場合、患者への治療県はなく、医師やPT(理学療法士)の指示に従って治療の補助やリハビリ指導を行います。
病院勤務は給料も安定していてボーナスや残業代もしっかりつきます。
また外来勤務になるので残業などもあまりなく、安定した生活を送ることができます。
独立して開業した場合も病院で働いているとき得た知識を活用することが来ます。
また、外来は患者の年齢層が幅広いので開業後も様々な患者のニーズに合わせた治療を行うことができます。
異業種
整骨院の立ち仕事や仕事内容に疑問を感じてまったくの異業種に転職を考える人もいると思います。
転職先はいっぱいあるので選ばなければ転職することは可能です。
しかし、よほど若くない限り良い条件で就職することは難しいと思います。高い学費を腹払って柔道整復師の国家試験に合格したのだから資格を活かしてより良い環境へ転職することをお勧めします。
転職する理由を明確にして転職しよう!
柔道整復師の需要は増えていきますが、同時に柔道整復師の資格を持つ人も毎年増えています。
多くの柔道整復師が就職する整骨院ですが、キツイと感じたら転職してしまうのをすすめます。
しっかりとした整骨院や病院で働き知識やノウハウを学びましょう。
多くの人が転職を考える理由として「拘束時間が長いのに給料が低い」「ワンマンな院長と合わない」「患者との人間関係にストレスがたまる」「開業したいが周りにはライバルが多いので良い環境で働き時期を待つ」などがあります。
開業を目指すなら計画を立てて時期をうかがう
独立開業は1つの大きな目標ではないでしょうか。
しかし、開業したいからと言ってすぐに開業セミナーなどに参加して開業することは危険です。
周囲を見渡せば、整骨院ばかりでそのなかで借金をして開業してしまうと勤務時代よりも貧乏になってしまう可能性だってあります。
まずは、自分の働きやす環境で働きお金を貯めて開業資金にしましょう。
だからと言って、労働環境が良くない、安い給料の職場で働き続けることはありません。
まずは、自分を一番に考えましょう。
退職するとき理由は正直に言わない
新しい職場が見つかり、今の職場退職する場合避けて通れないのが退職理由です。
今の環境に不満があっても直接その理由を言うべきではないです。円満退社をするように心がけましょう。
柔道整復師の世界は意外と狭いので、下手なことを言ってしまうと次の職場の人間関係に響く可能性もあります。
具体的な理由としては「開業するにあたって他の整骨院を経験したい」というふうに、あくまで自分の目標のためという形がベストいえると思います。
自分に合った職場で仕事をしよう!
人間関係や給料、待遇面で転職する柔道整復師の方は少なくないです。
柔道整復師はこれからも、ますます需要が増えていくのでより良い環境で働いていくことが良いでしょう。
また、新しい職場を探すときはエージェントを利用することによってよりスムーズに転職することが可能になります。
無料で自分の条件に合った職場を探してくれるので、是非1度利用してみてください。