柔道整復師の転職先に病院がおすすめ! 2017.07.19
柔道整復師は国家資格を持っているので幅広い転職が可能です。
なかでも病院は以前から柔道整復師の転職先として人気があります。
今回は、柔道整復師は病院でどのような業務を行うのか、どういったメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
柔道整復師の転職先として人気の病院
柔道整復師の病院での業務は基本的に整形外科での業務になります。
やることは治療ではなくリハビリ
整形外科で柔道整復師が主に行う業務は患者のリハビリテーションのサポートです。
医師や理学療法士の幅広いサポートから、リハビリの指導、軽い施術などを主に行います。
整骨院では自身で診断して施術を行いますが、整形外科で働く場合は医師の診断と同意のもとで業務を行うことになります。
整骨院で働くような裁量権などは持つことができませんが、身体の動かし方の仕組みを熟知した柔道整復師にしかできないことがあります。
資格を取得するだけでなく知識や技術をきちんと身につけてリハビリなどを効率よく進めることができるような柔道整復師である必要があります。
理学療法士よりも地位は下?
病院という場はあくまで医療の場ですのでやはり医師や看護師、理学療法士が大きな力を持っています。
そのため、正確には医療分野ではない柔道整復師はあくまでサポート役という印象を持たれています。
現在柔整師の数が非常に多くなっていますが、それと同じように理学療法士の数も非常に多くなってしまっています。
大きな病院ではすでに理学療法士しかおりませんし、柔整師の必要性はそこまで高くないと言っていいでしょう。
ただ、捻挫や打撲などの急性的な外傷の治療に関しての知識や技術を持っているのが柔道整復師です。
場合によっては柔道整復師が大きな力を発揮する場面もありますし、理学療法士よりも優れている要素はたくさんあります。
みなしPTを取得するとやれることは増える
柔道整復師が病院で働く際に取得を求められるのがみなしPTという資格です。
PTとは理学療法士のことを指し、みなしの理学療法士ということですので一応の理学療法士に近い業務を行えるようになれる資格です。
みなしPTがあれば病院業務でできる業務の幅は非常に広がります。
ただ、このみなしPTとは自分で希望して取得することができません。
必要に応じて病院側が柔道整復師に取得を依頼することになっています。
また、種類によっては医療機関を転職した場合はまた改めて資格を取り直さなければならないなど面倒なところもあります。
病院で働くことのメリットは?
柔道整復師が病院で働くことにはどんなメリットがあるのでしょうか。
整骨院よりも福利厚生が充実している
病院は、整骨院よりも福利厚生が充実していることが多いです。
給料面ではそこまで大差はありませんが、保険や各種手当て、有給などを取得することができるのは大きな違いです。
休みもきちんと取ることができますし、整骨院と比べると業務時間も短いのでワークライフバランスの取れた生活を送ることができます。
また、整骨院とは違いリハビリテーションのサポートが主な業務なので仕事に対しての成果もそこまで求められることもないので体力的な負担だけでなく精神的な負担も減らすことができます。
レントゲン業務など整骨院ではできないことができる
病院ではレントゲン撮影方法や見方などを学ぶことができます。
整骨院では学ぶことができないので、整形外科だからこそ学ぶことができるということがわかります。
また、他にもギプスの作成などもできるほか、病院ではさまざまな患者さんの症状に触れることができるので、治療に繋がる知識を深めることが可能です。
将来的に独立開業を考えている柔道整復師でしたらより多くの知識を身に着けておくべきですのでおすすめです。
地域密着の治療ができる
先ほども触れましたが、現在大きな病院の整形外科では理学療法士が多くを占めています。
大きな病院で柔道整復師が働くことはもうなかなか難しく、地域密着型のクリニックで働く機会が多いです。
クリニックでは地域に密着した治療をすることが可能です。
また、クリニックでは柔道整復師がみなしPTを取得し、比較的さまざまな業務をこなす機会があります。
規模自体は小さいものが多いですが、その分個人に求められる能力なども必要になってくるので、柔道整復師としての知識や技術を活かすことも可能です。
病院によって治療方針なども異なるので、そういった面でも学ぶことは多いのではないでしょうか。
柔道整復師の病院への転職はおすすめ
整形外科での柔道整復師の業務は患者のリハビリテーションのサポートです。
病院によってはさまざまな業務をすることが可能です。
福利厚生なども充実しているのでワークライフバランスのとれた生活を送りたいと考えている人におすすめです。
また、整形外科だからこそ学ぶことができることもたくさんあるので、独立開業を考えている人にもおすすめできます。
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