鍼灸師の転職状況について 2017.07.27
鍼灸師の転職状況は近年どの様になっているのでしょうか。
鍼灸師全体の動向や、鍼灸師の職場選びの際の注意点などに触れていきます。
鍼灸師の転職状況の概要
鍼灸師の転職市場の概要としては、鍼灸師の資格を持っている人が増えている傾向にあります。
この理由としては鍼灸師を要請する専門学校が急激に増えているからです。
以前は新設を規制していた法律によってあまり新設の域酔いがなかったのですが、この法律を違法とする判決が出て以来、一気に鍼灸師を育成する学校ができるラッシュが全国的に起きています。
不景気により廃業する鍼灸院を出ているのですが、有資格者がどんどんと増えていっている状況です。
飽和状態になっていることで問題が生じてはいますが、高齢化の波もあり利用者は決して落ち込んではいません。
確実に需要がある職業ですのでしっかりとリサーチを行えば自分に合った仕事場が見つかるのではないでしょうか。
鍼灸師の転職の選択肢とは
鍼灸師の転職の選択肢にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつかの選択肢を見ていきましょう。
新しい鍼灸院を探す
まず最初に浮かぶ選択肢ではないでしょうか。やはりスタンダードなのが新しい鍼灸院を探すことでしょう。
整骨院や鍼灸院など鍼灸師を募集している案件はたくさんあります。
鍼灸師や柔道整復師などの職業を専門とした転職サービスなども最近は出始めており、これらのページを訪れた際にはたくさんの求人案件に出会うことができるでしょう。
特に首都圏などには多くの案件があります。
規模の大きい鍼灸院や整骨院などもありますし、こじんまりとやっている院などもあります。
特に整骨院は柔道整復師はそろっている傾向にありますが鍼灸師が不足しているケースも多いです。
あまり苦労せずに次の職場候補を探すことができるでしょう。
自分で鍼灸院を作る
次に起業するという選択肢ももちろんあります。
ある程度経験を積んだ方であれば当然考えている選択肢でしょう。
起業する際にいくつか念頭に置いておかなくてはいけないことがあります。
まずは業界の動向です。最初にも述べた通り鍼灸院は増えている傾向にあります。
そして1番大事なのが立地です。
周りに競合しそうな施設がないことはもちろん、利用者が来やすいような立地を選ぶべきです。
どうしても鍼灸院となると利用者は高齢の方が多くなってくるでしょう。
高齢者が来やすい場所、集まりやすい場所に浅酌的に展開する必要があります。
スポーツトレーナーとして就業
スポーツトレーナーとして就業するケースもあります。
近年スポーツ選手などの疲労回復やけがの予防のために鍼灸が取り入れられるようになってきました。
スポーツの業界からの需要が増えている状況です。
例えばスポーツチームなどにコンタクトをとってみるのもいいでしょう。
Jリーグのチームなどはクラブハウスなどに体のケアを行う整骨院のような施設が備わっていることが多いので、そこで働くという選択肢もありでしょう。
また実業団などを掛け持ちしてトレーナーをやるという選択肢もありだと思います。
このような求人は転職の求人サイトなどに載っていないことが多いと思うので、直接コンタクトをとってみるか自分の人脈を使って売り込んでいくのが得策です。
ここに紹介したもの今の状況を踏まえポピュラーなものを掲載しました。他にももちろん選択肢があります。鍼灸は有資格者しか扱えませんので、比較的様々なところに需要があります。
固定概念にとらわれず案件を探すといいでしょう。
鍼灸師の転職の際に注意すべきこと
鍼灸師の転職の際に気を付けるべきことを紹介していきます。
起業ではなく新しく職場を探している方必見です。
自由診療の治療院かどうか
意外と盲点になりがちですが希望の職場の施術範囲を把握しときましょう。
自由診療の鍼灸院や整骨院ですと幅広い施術が可能になります。
自由診療の治療院というのは健康保険を取り扱わない治療院です。
技能習得に時間がかかる分身に着ければ貴重な存在になれます。
多くの技術が学べて自分のステップアップにもつながります。
ただ求人はとても少ないので鍼灸師転職市場の狭き門といえるでしょう。
一方健康保険を扱う治療院では施術の範囲は狭まってしまうものの求人は比較的多いです。
労働条件の確認はもちろん必須
治療院は土日なども営業日にしているところもあるでしょうし労働条件の確認はもちろん必須です。運営している母体によっても給料などの条件が大きく変わってきますし、個人で運営している場合と企業などが運営している場合でも環境が大きく違ってきます。
業界の状況をしっかりと把握したうえで、基本的なところをしっかりとリサーチしておくことはやはり大切です。
鍼灸師の転職状況まとめ!
鍼灸師の転職も他の職種とともに盛んになってきたといえるでしょう。
有資格者の方も増えてきており市場はますます活性化しそうです。
正確な情報を集めることにまず努め、自分の戦略を練っていきましょう。