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柔道整復師になるための国家試験って?なるために必要な能力は?

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階段になっている大教室

柔道整復師は接骨院の先生やスポーツトレーナーとして怪我の治療をしたり、健康のサポートを行います。

骨や筋、関節などに加わる急性の要因によって発生する骨折や打撲、捻挫など手術をしないで「非観血的療法」によって治療を行うことが出来るプロフェッショナルです。

柔道整復師になるためには国家試験をパスしなければならないことはご存知でしょうか?

柔道整復師の国家試験と資格取得まで

柔道整復師になるにはまずは専門学校か大学へ

国家試験をパスしなければならないと書きましたが、受けるためにも条件がいくつかあります。

それは厚生労働大臣が指定した、もしくは文部科学大臣が指定した専門学校か大学を卒業しなければならないということです。

厳密にはそれぞれで必要な知識や技能を3年以上学ばなければならないという条件があります。

また、それらでは解剖学や生理学、運動学など基礎科目と柔道に関する技能、リハビリに関する技能など専門科目に分けることができます。

この他に柔道の授業があるところもあり、柔道の精神、理念を学ぶ必要もあるようです。

そうしてどちらかの学校を卒業すると国家試験の受験資格を得ることが出来るのです。

国家試験を受ける

国家試験は年に1度行われており、この国家試験に合格しなければ柔道整復師になることはできません。

試験の内容としては11科目の筆記試験が行われます。

そして、東京、大阪の他にも北海道、宮城、石川、愛知、広島、香川、福岡といった県で行われる国家試験を受ける必要があります。

受験者数は例年7000人前後で、合格率に関してもおよそ70%で落ち着いています。

以前の合格率は90%前後でしたが、突然難易度が上がり合格率が低くなりました。

実際に合格率は近年になって70~75%だったものが70%になってきており、合格率はますます低くなっています。

今後も難易度が変化するかどうかは断言できませんが、国家試験に合格するためにはしっかりと満遍なく対策しておく必要があるのは確かです。

晴れて免許を取得

こうして国家試験にパスすると柔道整復師の免許を手に入れることができます。

そうすると、接骨院や整骨院などで勤務することが可能になります。

別に就職しなければ行けないということは無く、独立開業することも可能ではありますが、まずは経験を積むことのほうが大切でしょう。

2017.07.13
柔道整復師として働く上で業界の現状はどうなっているのかということを把握することはとても大切です。柔道整復師を取り巻く状況はここ何年かで大きく変わってきており、今後も大きく変化していくことが見込まれます。今回は柔道整復師の現状と今後の将来性について解説していきます。

柔道整復師に求められる能力は?

柔道整復師に求められる能力とは何なのでしょう?

国家試験に受かるだけの技能と知識はもちろんですがそれはあくまで前提でしかありません。

柔道整復師として生きていくためには体力とコミュニケーション能力、経営力の3つが必要不可欠です。

体力

柔道整復師の仕事は、自分の身体1つで患者さんの足を持ち上げて治療したりと体力がなければ務まらない仕事です。

コミュニケーション能力

ここでのコミュニケーション能力とは患者さんとも同じところで働くひととのこともさします。

整骨院には子供からお年寄りまで幅広い年代の患者さんが来ます。

中には自分の怪我に不安を感じている人がいるかもしれません。

どんな人とも話すことができて、人当たりの良さと言うのは求められること間違いないです。

もちろん同じ職場の人ともきちんと会話できなければいけません。

経営力

柔道整復師の多くは最終的に独立を目指すと思います。そういう人が多くいる中で生き残るためには他に勝る競争力と経営力がなければなりません。

後でも書きますが、この経営力はかなり大切になってくると言えるでしょう。

柔道整復師の将来性は?

かつては柔道をしていたがリタイアせざるを得なくなり、柔道整復師になるという人が多かったと言われています。

しかし今では規制緩和により養成学校も増え、柔道整復師になることが容易になりました。

もちろん現在すでに柔道未経験者の人も増えました。

しかしそのおかげで合格者の人数もどんどん増えて飽和状態になりつつあります。

人数としてはどんどん増え、今では6万3000人程度、その人数の増加に伴い施設の数も増え、今では4万5000人となっています。

これらの数字からいかに独立して経営している人が多いかということが分かります。

ここでも経営力の必要性がよくわかります。

また、診療所や病院などではリハビリを理学療法士が変わって行うことも増えてきたため整形外科の求人が減ってしまっているのも事実です。

しかし、その一方で介護施設などで柔道整復師の需要は増えており、今後もこの注目される業界で活躍の場が広がっていくことが期待されています。

柔道整復師になってからが大切!

柔道整復師の資格を手に入れるためには専門学校もしくは大学に3年以上通い、知識と技能を身に着けなければなりません。

そうして初めて国家試験を受けることが出来るようになります。

柔道整復師に必要な能力は体力とコミュニケーション能力、経営力の3つです。

この3つが揃ってやっと柔道整復師として生きていけると行っても過言ではありません。

今後は人数が飽和状態になってきていることもあり、特に経営力は独立開業して生き残るために必要不可欠なものになっています。

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