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柔道整復師業界はいまどうなっている?気になる現状を解説!

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院長と女性柔道整復師

柔道整復師業界は刻一刻と変わっており、業界の現状をきちんと把握しておかなければ流れに取り残されてしまいます。

就職や転職の場合でもきちんと現状の業界事情をきちんと把握しておくことでよりよい職場に出会う可能性が上がります。

今回は柔道整復師業界が現在どのような状況なのかを解説していきます。

柔道整復師業界の現状

柔道整復師業界は以前と比べていくつか変わったところがあります。

まずは業界の現状について説明していきます。

整骨院で働く人が多い

現状柔道整復師の転職先のほとんどを占めるのが整骨院です。

養成学校の卒業生のほとんどが整骨院に就職するほど柔道整復師にとって整骨院で働くことが一般的です。

整骨院の数は現在コンビニの数よりも多いと言われているので今後ますます増えていく見込みです。

その分整骨院同士の競争も激化しており、整骨院が廃業していくことも増えています。

内定を貰い働いてみたら経営状況があまりよくなく、職場環境が厳しいなんてこともあります。

転職者は現状を見極め、今後どういった整骨院で働くかということをもっと真剣に考えなければならなくなってきています。

整形外科で働く人は減りつつある

整骨院で働く人は増えましたが、一方で病院の整形外科で働く人は減少していっています。

もともと柔道整復師が整形外科で働いていたのは、リハビリを行う理学療法士などが人手不足であったためです。

しかし、現在理学療法士は柔道整復師と同様に非常に数が多くなってきており、現状では若干の飽和状態でもあります。

基本的に大きな病院のリハビリ科の人員は理学療法士で占められており、柔道整復師が働くことは難しくなってきています。

クリニックや地域の病院などでしたら現在も柔道整復師は働くことができますが、柔道整復師が整形外科で働き続けるということは以前のように主流ではなくなりつつあります。

独立開業は競争が激しく状況は厳しい

一般的に柔道整復師の最終的なキャリアプランは独立開業する人が多いです。

柔整師には開業権というものがあるので、個人で整骨院を開業しなきゃ意味がないと言われるほどでした。

しかし先ほども触れた通り、現状整骨院はコンビニの数よりも多いと言われています。

競争が激化しており、開業しても廃業してしまうケースが増えてきました。

独立開業には柔道整復師としての技術だけでなく経営スキルや運なども必要になってくるので、そう簡単に上手くいくわけではありません。

そのため、ある程度の年齢になって施術者として以外の道を作らなければならなくなったときに、チェーン系列の整骨院の院長や院長候補になる人も増えてきています。

2017.07.13
柔道整復師は正社員としてだけではなくアルバイトやパートでも働くことができます。今回は柔道整復師をアルバイトとして働くメリットと、なぜ資格がない学生でも整骨院で働くことがおすすめなのかを解説していきます。

幅広い分野で活躍する人が増えている

柔道整復師は以前と比べてより幅広い分野で活躍するようになりました。

特にこれから紹介する3つの仕事、分野で活躍する柔道整復師が増えてきました。

機能訓練指導員

最近になり、機能訓練指導員として働く柔道整復師が増えてきました。

機能訓練指導員とは介護施設に在中、もしくはデイサービスとして訪問して要介護者の機能訓練を行う仕事です。

機能訓練とは寝たきり状態の高齢者をなくすためのものです。

リハビリとは異なり機能の回復だけでなく、回復後に要介護者が自身の力で生きていくことを目的としています。

機能訓練指導員は介護施設に1名は在中していなければならないこともあり、今後介護業の拡大に比例してますます必要になってくるみ込みです。

現状機能訓練指導員は整骨院で働くよりも福利厚生の面でも優れていることが多く、ワークライフバランスの取れた生活を送りたいと考えている人に人気です。

スポーツトレーナー

柔道整復師がスポーツトレーナーとして活躍することが増えてきました。

昨今スポーツは科学で分析するものになってきています。

そのため、身体の構造や動かし方を熟知し、アスリートのサポートをするスポーツトレーナーの需要が高まっています。

特に、柔整師だけでなくあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師などの資格も合わせて所持している人がスポーツトレーナーに向いています。

スポーツトレーナーとしてだけではなく、スポーツジムやフィットネスジムなどでもスポーツに関わることができ、将来的にスポーツに関わる仕事がしたいと考えている柔整師に人気です。

美容やリラクゼーション

最近になり美容やリラクゼーション施設が増えてきています。

現在そういった店舗では民間資格を持った人による施術が行われていますが、民間の資格ですとどうしても施術者が技術を持っているかはわからない状況です。

行ってしまえば資格も経験も必要なく開業できるので、初心者が開業してもわからないのが現状です。

そのため、柔整師のような施術に関しての知識や技術を持ち合わせている柔整師がそういった美容やリラクゼーション分野に転職するケースが増えてきています。

柔道整復師業界の現状は今後も大きく変化する可能性あり

現在柔道整復師の数は非常に多くなり、結果整骨院も次々と開業しています。

そのため将来的に独立開業するのは厳しくなりました。

しかし一方で機能訓練指導員やスポーツトレーナーなど柔整師が活躍する場が増え、実際に働く人も増えてきました。

今後も大きな変化がある可能性もあるので、柔道整復師は今後自身の状況と業界の状況を考え、将来のキャリアを考えていく必要があります。

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