柔道整復師からスポーツトレーナーになるためにはどうすればいいの? 2017.07.20
柔道整復師は怪我の処置のエキスパートですのでスポーツの場面でも活躍できます。
特にスポーツトレーナーは柔整師からの転職先としても人気です。
今回は柔道整復師とスポーツトレーナーについて解説していきます。
スポーツの場でも活躍している柔道整復師
柔道整復師は国家資格を持っているため、整骨院だけでなく病院や介護施設など幅広い分野で働くことができます。
そうしたなか、スポーツトレーナーとしてアスリートのサポートをしている人も大勢います。
スポーツトレーナーってどんな仕事?
スポーツトレーナーは、スポーツ競技においてアスリートが万全の状態で競技に挑めるよう全般的にサポートをする仕事です。
活躍できる場は幅広く、プロ選手や事業団と契約している人や、スポーツに特化した整骨院を開業している人、スポーツジムやエクササイズ施設で働いている人などさまざまです。
スポーツトレーナーといってもその業務は幅広く、いくつかの担当に分かれている場合があります。
柔道整復師はその中でもAT、アスレティックトレーナーというアスリートのメディカル面のサポートを担当する仕事をする場合が多いです。
特に資格は必要なく、知識と技術が認められれば誰でもなることができます。
スポーツに強い柔道整復師は重宝される
柔道整復師の養成学校が増えたため、柔整師の数も急激に増加しています。
整骨院もコンビニよりも多いと言われるほど乱立いており、柔整師同士の競争率も非常に上がっています。
そういう状況で、柔整師はその他たくさんの柔整師との差別化をする必要があります。
技術をより一層高めることもいいですが、それでは差別化できているかは判別しづらいです。
分かりやすいのは柔道整復師以外にあん摩マッサージ指圧師やはり師、きゅう師の資格を取得したり、スポーツや美容などの専門分野に精通したりすることです。
接骨院を経営しながらプロと契約している人も
スポーツに関わる仕事をしたいと考えている柔道整復師としてのキャリアプランは、プロアスリートの専属のスポーツトレーナーを目指してる人が多いです。
また自身で整骨院を開業し、その傍らプロアスリートの大会時だけに同伴し、アスリートのサポートをするトレーナーを目指している人も多いです。
プロとの契約の場合は基本的に1年単位で行われるので、実力が足りないと判断されてしまうでしょう。
どちらも柔道整復師としての知識や実力を必要とされるシビアな世界ですがそれだけやり甲斐もあります。
日々技術の向上を怠らず、症状に対して的確な判断ができるようなスキルを身につける必要があります。
スポーツトレーナーになるためには?
柔道整復師からスポーツトレーナーになるためには主に2つの方法があります。
また、柔整師以外の資格も持っていると便利です。
スポーツ関係に勉強ができる養成学校に通う
柔道整復師がスポーツトレーナーになるための最も一般的な方法はスポーツ関係に特化した柔道整復師の養成学校に通うことです。
養成学校ではスポーツに関する幅広い知識や施術技術を教えてくれますし、講師は基本的にスポーツに携わる仕事をしている人ばかりですので、より実践的なスキルを身につけることができます。
そういった養成学校では民間資格であるアスレティックトレーナーになるための勉強もすることができるので、他の柔道整復師よりもプラスαの知識と技術を身につけることが可能です。
スポーツ外来や有名な柔道整復師がいる接骨院で働く
スポーツ外来や有名なスポーツトレーナーをしている柔道整復師が開業した整骨院などで働くこともスポーツトレーナーになるための近道です。
そうした職場では施術をしながら勉強ができるので、より実践的に効率よく学ぶことができます。
業務以外でも本やセミナーなどで勉強する必要はありますが、それでも実際にスポーツトレーナーをしている人と関わることで業界の状況についても知ることができますし、学校では教えてくれないような裏情報なんかも教えてくれるかもしれません。
柔道整復師以外の資格も持っていると便利!
スポーツトレーナーをしている柔道整復師は、柔整師以外の資格も持っていることが多いです。
特に、あん摩マッサージ指圧師やはり師・きゅう師なども他の治療家関係の国家資格を持っている人が多いです。
他の資格を持っているほうが、それだけ知識も増えますし、なにより施術可能な範囲が広がります。
特にはり師ときゅう師の資格を持っている人が多く、アスリートの怪我の処置もできて身体の不調も改善できるようなスポーツトレーナーは非常に重宝されます。
資格を取るためには時間とお金が必要になってきますが、本当にスポーツトレーナーとして働きたい人は時間とお金を惜しまず、努力している人が多いです
柔道整復師からスポーツトレーナーになろう!
養成学校を卒業してすぐにスポーツトレーナーとして働くことは不可能です。
まずはスポーツに関わる治療ができる職場で働き、より一層の知識と技術を身につけることから始めましょう。