柔道整復師の転職を成功させる志望動機の書き方 2017.07.27
国家資格を取れば、とりあえず柔道整復師として働く資格は手には入りますが、そこから自力で転職先を見つけないといけないのは、柔道整復師も同じです。
一般企業に転職するのと同じく、就職サイトなどから求人情報を自分で集めて応募をしないといけません。
また、一般的な求人と同じように、試験や面接、小論文提出なども行います。
もちろん志望動機も書くことになり、転職の際の特に重要なポイントとなります。
コツをしっかり押さえて、転職成功率を上げられるようにしっかり考え込んでおきましょう。
柔道整復師に限らず志望動機は3項目押さえる
転職の際、あなたが面接を受ける職場にもよりますが、ほとんどの職場では、面接前に面接官が書類を確認し、それに沿って実際の話を進めていきます。
つまり、あなたが用意した志望動機は、面接の流れを大きく左右し、ひいては転職の際の採用結果をも変えてしまう可能性があるということです。
ですから、押さえるべきところをしっかり押さえることが大事です。
書くべきことは主に3つあります。
志望動機
1つ目が純粋に志望動機そのものです。
なぜその整骨院や接骨院を志望したのか、どのような体験があって柔道整復師を目指そうと思ったのかというどの業界の就職でも必ず聞かれることですね。
例としては、「部活動でけがをしたときに接骨院の先生が親身になって悩みを聞いてくれ、自分もそんな柔道整復師になりたいと思った」「プロのスポーツ選手になるまではいかなかったけど、これからもスポーツをする選手たちの健康をサポートする柔道整復師になりたい」というような感じです。
自己PR
2つ目は、自己PRです。
みなさんは柔道整復師に転職するわけですから、転職前の仕事がどう柔道整復師の仕事や、接骨院の雰囲気づくりに役立つのかを盛り込めるといいですね。
意気込み
3つ目は、将来の目標や意気込みについてです。
これがあると、採用側も具体的にあなたの成長を思い描くことができ、採用後のコミュニケーションや仕事の任せ方も変わってきます。
全体として気をつけたいのは、待遇面ばかりを気にした志望動機を書かないようにすることと、結論の次に理由を書くということです。
自己アピールを志望動機に盛り込む
自己PRは採用側から見れば、1番誰を採用するのかが決まりやすいポイントではないでしょうか。
採用する方は、もちろん自分たちの利益になる人材に来てほしい訳ですから、自己PRで他の応募者に差をつけておきたいところですよね。
このときに、柔道整復師としての腕をアピールするというよりは、職場の雰囲気づくりに関することや、新しい考え方を取り入れる柔軟さがあること、職場の売り上げを向上させられるようなビジネスの知識があることなどをアピールするのがいいでしょう。
あなたの今までの柔道整復師としての経験や強みを転職先ではどのように生かせるかをしっかり伝えましょう。
論理的な文章を心がけて
気をつけたいのは、どういう出来事が自分の今の考えにどう結びついているのかというロジックをしっかり立てて書くことです。
そのとき、1文が長くなりがちだとは思うのですが、1文は35~40字ほどに収めると、採用側の方が読みやすい文章が出来上がるでしょう。
求人先が見ているのは、ずばり「私の方向性とあなたの方向性が合っているか」ということなので事前にHPやFacebook、ブログなどで情報収集をしておきましょう。
実際に行ってみて、施術を受けてみるのもいいですね。
もし本気で情報収集をするのなら、比較対象のために10か所くらいを回るといいですよ。
意気込みを志望動機に盛り込む
なぜ自分の将来の目標や展望を盛り込まないといけないのかと疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、明確な目標を持っている人の伸びが早いことは誰もが知っていますし、柔道整復師としての目標があれば辛いことがあっても挫折せずに頑張れると判断してくれるでしょう。
職場と目標が合っているか
自己PRと似ていますが、あなたと職場の目標が合うかどうかは、転職先の人にとっては非常に大事なことです。
もし合わなければ、互いの足を引っ張りながら仕事することになるので職場の成長も見込みにくいですよね。
最後に、「採用してくれたらこんな活躍が出来るよ!」「こんな活躍をして将来はこんな人になるよ!」「そしてさらに職場で活躍するよ!」という柔道整復師としての具体的な展望を示して念押しすることで、入社意欲の強さが伝わり採用に近づくことが出来るでしょう。
転職の際の志望動機はやっぱり熱意が大事!
転職の際の志望動機にはある程度テンプレがあるのは否めませんし、そのテンプレに沿って書けばある程度の方かが得られるのも否定はできませんが、最後の決め手になるのはあなたに本当に熱意があるかどうかです。
いかにうまく書けていてもそれが見せかけのやる気だと面接官にはバレてしまいます。
もう1度自問自答して柔道整復師としてどうしていきたいのか、その考えを固めてから志望動機の制作に取り掛かりましょう。