TOP > 鍼灸師の転職情報 > 鍼灸師の給料はどうしたら上がるのか?

鍼灸師の給料はどうしたら上がるのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
カルテを持っている施術着を着た男性

鍼灸師とは、神経痛などに効くといわれている針治療を行える鍼師と、鎮痛やリラックス効果などがある言われているお灸での治療を行う灸師の両方の国家資格を所有している人です。

鍼師と灸師は別々の国家資格ですが、両方の資格同時に受験して取得する人が多いため鍼灸師と呼ばれています。

鍼灸は約3000年前の古代中国でできたものだと言われています。

遣隋使や遣唐使によって日本にもたらされたといわれる歴史のある民間療法になります。

日本の古典文学にもたびたび登場していて、平安時代には鍼灸を行う医療機関まであったそうです。

鍼灸師について

鍼灸師は患者の症状に合わせて適切な場所に針を刺して刺激します。

針は0.14㎜の細いものから0.34㎜の太いものまでり治療する部位や患者の症状や状態を考慮して使います。

基本的に痛みはほとんどありません。

針でツボを刺激することで血流の正常にします。

また、針の刺激によって分泌されるホルモンが、痛みを抑えることから痛みに対する効果が評価されています。

灸師も鍼師と同様にツボを刺激して患者さんの症状を和らげます。

しかし、使用するのは針ではなくもぐさというヨモギの葉の裏にある白い綿毛を精製させたものです。

それに火をつけてツボを刺激します。

血行が良くなり免疫力がアップするだけでなく、慢性的な肩こりや冷え性などを改善する効果があります。

勤務場所はどこが多いのか

鍼灸師の国家資格取得後の就職先で多いのは、鍼灸院、病院、鍼灸整体院、福祉施設などです。

鍼灸師には開業権があるので開業することもできますが、初期費用や利用者が安定しづらいことなどを考えると現状では現実的ではありません。

鍼灸院を開業しなくても保健所に届け出を出せば、出張専門鍼灸師として活動をすることもできます。独立開業よりもも費用を抑えることができるのでコスト面から考えてオススメです。

将来性はあるの?

こう見てみると、鍼灸師の就職先があまりないと感じた方も少なくないと思います。

鍼灸師に将来性はあるのでしょうか。

高齢化や生活習慣病の増加に伴い、多くの人の健康に対しての不安感が増加しています。

そのため鍼灸師の需要は高まってきているといえます。

健康の面からだけではなく、美容業界でも安全で副作用の少ない美容法として注目されています。

また、スポーツ業界でもリハビリや機能回復を目的とした治療を行う鍼灸師の活躍が目立ってきています。

2017.07.26
鍼灸師は治療家業界でも給料がそこまで高くありません。しかし自分の頑張り次第で収入を引き上げることも可能です。今回は鍼灸師の収入事情と給料の探し方について加湿していきます。

鍼灸師の給料はどれくらいか

鍼灸師として働く場所は、鍼灸治療院や整形外科や内科や神経内科といった病院の場合がほとんどです。

他にも、スポーツチームの専属トレーナーや美容系で勤務する人もいます。

働く場所によって給料は異なるのですが、平均の給料はどのくらいあるのでしょうか?

ほとんどの勤務先は固定制で月収18万円から20万円程度になります。

昇給するステップとしては、経験を積んで少しづつ昇給する場合がほとんどになります。

一部の治療院では、歩合制があるところもあり患者さんと良い関係性を作ることによって収入アップを目指せるところもあります。

資格を取得して給料UP

鍼灸師の求人を見てみると求人数があまり多くないのが現状です。

鍼灸師と併せて柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の資格を所有することによって需要が高まり、給料アップにもつながります。

柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の月給は20万円から25万円程度になり鍼灸師としての給料よりも若干高めになります。

また、複数の資格を所有することで独立開業した時にも幅広いニーズに対応できるようになります。

独立開業すれば大幅に給料が上がる可能性も

独立開業することで、雇用されているときの給料を大きく上回ることが可能になります。

雑誌やテレビといったメディアで取り上げられたり、口コミで評判になれば年収1000万円以上も夢ではありません。

しかし、鍼灸治療は保険の適用が難しく高い治療費を払って定期的に通ってくれる患者さんを捕まえるのは簡単ではありません。

多くの患者さんに来院してもらう為にも複数の資格を取得することが重要になってきます。

スキルを高めるのが給料アップへの近道

鍼灸師として給料を上げるためには、所属する治療院や病院で経験を重ねながら少しづつ昇給させていく方法が一般的です。

また、ある程度の経験を積んでから独立開業することで大幅な年収アップも目指すことができます。

また、スポーツ業界や美容業界といったこれから需要が高まりそうな分野に挑戦することで、給料を上げる可能性大きくを広げることができます。

新しい環境で経験を積むことは自分自身のスキルアップに繋がってきます。

今すぐ給料を上げたいのなら転職することがおすすめです。

将来的な給料アップを考えるのでれば、多くの業界や多くの施設で経験やノウハウを身に着けることで独立開業した際にも成功しやすくなります。

将来自分が鍼灸師師としてどのようになりたいのか、しっかりとしたキャリアプランを考えることで将来の年収も大きく変わってきます。

関連する他の記事

整体師の求人傾向は?おすすめの転職サイト厳選3つ!
整体師は整骨院からリラクゼーションサロンまでさまざまな場所で働くことができます。今回は整体師の求人…
柔道整復師の転職はどんな流れでやればいいの?ステップごとに解説!
柔道整復師の転職にはどれくらいの期間がかかるのか、どんな流れで行うのかをステップごとに詳しく説明!…
あなたはどっち?柔道整復師と整体師を徹底検証
柔道整復師と整体師は名前は似ているけど異なる職種です。資格や働く場所などいろんな違いがあるので今回…
年代別整体師への転職事情【30代・40代・50代】
整体師を転職して目指すうえで年齢は関係あるのか、国家資格を必要としない整体師だからこその独立開業の…
ページ上部に戻る