整体師には国家資格は必要なし!ただ勉強はきちんとしよう! 2017.09.19
皆さんは整体師と聞いてなにを想像するでしょうか?
整体師と聞くと骨盤などの歪みを治し、体のバランスを整える。
そして体の不調を治すといったイメージがあるかと思います。
世間ではそのように知られていると思いますが、実際には明確な定義と言うものはありません。
「整体師」という国家資格は存在せず、民間資格しかないのです。
このように定義するのは難しいので、リラクゼーション業界での国家資格(あん摩マッサージ師・柔道整復師・はり師・きゅう師)を除く広い意味での整体師という意味合いで言われることもあります。
そこで今回はこの整体師についてまとめていきます!
国家資格が無い…じゃあどうしたらいいの?
整体師になるためにはなにか資格が必要なわけではありません。
なので言ってしまえばまったくの素人でも整体師と名乗ることができます。
ただ、整体とは人の身体を扱う仕事なので知識なく行えば怪我を負わせてしまうかもしれません。
そういったリスクを避けるために整体師は学校やセミナーなどに参加して知識や技術を身につけます。
その勉強した証として民間資格があります。
民間資格はどうやって取る?
民間資格はどうやって取ることができるのでしょう?
民間資格は国家資格とは違って明確なガイドラインがないため、大学や専門学校、民間スクール、通信教育まであります。
本格的な整体師を目指すとなると3ヶ月程度から1年のコースまでさまざまです。
仕事をしながら学びたいという人のニーズに応えるために毎日行くのではなく、週に数日だけだったり、夜間のコースがあるところもあります。
ここで、1つ学校を選ぶアドバイスをするならば、実技の授業が多く、技術やテクニックを教えてくれるところを選ぶといいです。
通信制の学校もありますが、技術的なことを学ぶにはあまり向いていません。
近年の整体師業界の状況
最近では整体だけを学ぶのではでなく、他の分野の知識や技術も取り入れることでマルチに活躍するという人が増えているようです。
例えば、整体+リラクゼーション(アロマテラピーなど)とすることで、他の整体師と差別化を図るのです。
これが最近の流れとなっています。
こうした流れを受けて、学校でも整体コースの他に新たなコースを設けるなど対策に追われています。
例えば整体+カイロプラクティック、タイ式古式マッサージ、リフレクソロジーなど。
オールラウンドプレイヤーと呼ぶことができるでしょう。
卒業後すぐに開業することも可能なプランです。
柔道整復師になるという選択肢もある
整体師という職業にこだわらないのでしたら、柔道整復師の国家資格を取得するのもおすすめです。
国家資格を取得するためには専門学校もしくは大学に通う必要があるので、だいたい3年~4年ほどかかります。
しかし、国家資格を活かして病院や介護の現場でも働けるようになります。
整体師と異なり、自身で外傷の診断ができるほか、保険適用が可能な治療をすることができます。
整体師から柔道整復師になることは難しいですが、柔道整復師から整体師になることはとても簡単です。
ですので先に柔道整復師の資格を取ってしまったほうが後々の選択肢は増えるでしょう。
学校選びの注意点
最後に学校を選ぶ上での注意点を書いておきます。
民間資格なので、決められたガイドラインがないと書きました。
つまり、作ろうと思えば誰でも学校を作ることができるのです。
そのため本当は内容が全然ないのに、高い授業料をとったり、というところもちらほらあるようです。
なので、学校を選ぶときには学校名で検索することは勿論のこと、評判や口コミなども利用して実態をきちんと調査しておく必要があります。
整体師として成功するために大切な2つのこと
整体師として成功するには2つの事が大切です。
勉強を怠らない
1つは国家資格がないからといって、勉強を怠らないこと。
民間資格はできるかぎり取得するべきです。
技術も知識もない人に施術してもらいたいか、と聞かれたら100%ノーです。
学校で民間資格を取るのはもちろんですが技術や知識を十分に取り入れるべきです。
そして、近年の流行として、整体以外の技術も取り入れる必要があります。他の整体師と差別化を図り、生き残るためには日々成長することが求められます。
そういう点も含め勉強は怠らないようにしましょう。
コミュニケーションを大切に
成功するために大切なことのもう1つはコミュニケーション能力です。
整体師はお客さまの体をもみほぐし、骨盤や体の歪みを調整する事が仕事です。しかし、それがすべて完璧にできるからといって成功するとは限りません。
カルテを書いたり、お客さまの相談を受けることも大切な仕事のうちのひとつになります。そこでたいせつなのがコミュニケーション能力です。
そこでいかに会話を弾ませてお客さまのニーズを知り、いい印象をもってもらうかが鍵となります。
ここで知ったニーズに合わせて新たなリラクゼーションを取り入れるということも出来ます。
このように技術力と同じくらいコミュニケーション能力は必要なのです。
整体師に国家資格は必要ない!それでも勉強はしっかりしよう!
整体師には国家資格が必要ありませんが、それでも勉強をしなければお客様に怪我をさせてしまいますし、成功することもできません。
学校に通う、通信制の教育を受ける、セミナーや研修に参加するなど自分なりの勉強をするようにしましょう。
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