あん摩マッサージ指圧師になるためには国家資格が必要!取得するためにはどうすればいい? 2017.09.22
あん摩マッサージ指圧師になるためにすることは、あん摩マッサージ指圧師の国家試験に合格することが必要です。
しかし、このテストは誰でも受けられるものではなく、まず受験の資格を得るために、あん摩マッサージ指圧師の養成の課程がある大学または専門の学校で3年から4年学ばなくてはいけません。
盲学校の場合は、3年から6年の学習の期間が必要となります。
あん摩マッサージ指圧師の養成の学校数はあまりなく、国内に20校ほどしかないです。
通信制の学校はなく、通学して受験の資格を得るしかないのです。
あん摩マッサージ指圧師になるための資格学校
あん摩マッサージ指圧師養成のスクールには、同じ東洋の医学の治療家である「はり師」「きゅう師」の受験の資格を同時に得ることができる場所があります。
まだどの道に進むか決めきれていない人たちや、将来は東洋の医学のプロフェッショナルとして幅広く活躍したい人などが、あん摩マッサージ指圧師とはり師・きゅう師の両方の資格の取得を目指しているようです。
学校によって授業内容は異なるため、事前にどの資格の受験の資格を得ることができるのか、情報の収集しておくとよいでしょう。
あん摩マッサージ指圧師資格の国家試験について
あん摩マッサージ指圧師の養成学校で学ぶと、ようやく国家試験を受けられるのです。
このテストは毎年2月上旬におこなわれ、同年3月卒業の見込みの学生も受けられます。
試験は筆記のみで、実技の試験は行われません。
試験の会場が限られており、視覚障害者の場合は、ほとんどの都道府県で受験が可能です。
それ以外の場合では宮城、東京、愛知、大阪、香川、鹿児島の6ヵ所でのみとなっています。
また、試験の科目の多くが重複していることから、同時に「はり師」と「きゅう師」の試験を受ける人もいます。
これらのすべての資格を取った人は「鍼灸マッサージ師」もしくは「三療師」と呼ばれ、就職にも有利に働くようなのです。
あん摩マッサージ指圧師資格の国家試験の難易度は?
難易度はどれくらいか?
試験は、解剖学や生理学など12科目から出題されていき150点満点となっており、90点以上とれば合格となります。
平成26年度の試験では約1,792名が受験し、合格率は86%となっています。
ここ10年の通算統計を見てみると、平均で見てみた場合85%以上の人が合格しています。
ほとんどの人が試験をクリアできる状況なのですが、試験が簡単というわけではなく、学校でしっかりと勉強することが必要なのです。
学校のテストを合格しなければならない
学校のテストをクリアしないと、国家試験を受けられない場合があります。
もし不合格だった場合は、また来年度にテストを受けなおさなければなりません。
国家試験より、あん摩マッサージ指圧師の専門の学校に入るほうがハードルが高いという人も多いようです。
あん摩マッサージ指圧師の養成校は全国に約20校程度しかなく、人数も少数なので倍率が難しいところがあります。
昨今の不況の中、定年がなく一生働ける資格の仕事は人気が高まっています。
また、東洋医学のブームも手伝って、あん摩マッサージ指圧師は注目を集めている仕事なのです。
はり師・きゅう師の学校は沢山あるのですが、あん摩マッサージ指圧師の資格がとれる学校はとても少ないのが現状です。
まずは学校に入るための勉強が必要
もともと、視覚障害者のための仕事という側面があったので、それ以外の資格者が多く増えすぎないよう、規制されているのが理由といわれています。それでも徐々に規制の緩和はされており、今では晴眼者の割合のほうがとても高くなっています。
中には、専門の学校に合格するための塾もあるようです。国家試験は、学校に通って勉強すれば受かる確率がとても高いですが、まずは学校に入るための努力が必要といえるのでしょう。
あん摩マッサージ指圧師資格を取ったあとは
国家試験の合格の発表は3月下旬なので、ほとんどは合格見込みで就職の活動をすることになるでしょう。
就職のサポート体制が管理され、整っている学校も多いようです。
あん摩マッサージ指圧師の仕事先には病院や治療院、マッサージ店やスポーツクラブ、介護の施設などさまざまな職場がありますが、とくに個人の経営治療院へ就職する人がとても多くなっています。
就職の状況は良好とまではいきませんが、福祉の分野での募集も少なくないので悪くはないです。
独立するなら現場を経験してから
あん摩マッサージ指圧師は開業権があるので、就職後は2から3年間修行をして、独立を目指す人がとても多くいます。
ですが、就職せずにいきなり開業する人はまれであり、たいていはまずはどこかに就職して経験を積むことからスタートしていきます。
人の体に直接ふれたり、技術的な要素の強い仕事なだけに、就職してからが本当の第一歩なのです。
学校で学んだスキルをもとに、現場での勉強は一生つづくといえるのではないでしょうか。
近年、あん摩マッサージ指圧師の活躍の場所は、福祉の領域にも広がっています。
とくに訪問マッサージにおいては、需要が高まってきているのです。
高齢化の社会を迎えるなかで、リハビリテーションや介護の場でも働くことができるため、あん摩マッサージ指圧師の需要は高まっていくと考えられています。
あん摩マッサージ指圧師になるならまずは学校に通おう
あん摩マッサージ指圧師になるためにはまず学校に通う必要があります。
学校は入学するのが難しく、国家試験よりも難しいと言われています。
確実に入学できるようしっかり勉強しておくことをおすすめします。