働きながら学べる鍼灸師の夜間専門学校とは?学費やメリットを解説 2017.10.10
ステンレス製の専用の鍼をツボに刺し血行促進などの効果を狙う鍼の施術、もぐさを使ってツボに熱を与える灸の施術をできるようになるのが、鍼灸師です。
鍼灸師には国家資格があり、どうしてもある程度の時間を投入して、勉強を行う必要性があります。
しかし仕事を持っている場合、生活費を稼がなければならない場合はなかなか時間を取ることが出来ません。
そんな「鍼灸師になりたいけれど、専門的に学ぶ時間がない」という方におすすめしたいのが、昼に時間を取れない方を対象にした鍼灸師の夜間専門学校です。
現在では鍼灸師になるための仕組みが整っているため、夜間専門学校も多く存在します。
今回はそんな鍼灸師の夜間専門学校について、制度や学費や将来まで詳しく解説していきます。
鍼灸師のなり方と夜間専門学校の利点
まず鍼灸師の夜間専門学校の、鍼灸師になる上での位置づけと、利点について解説していきたいと思います。
鍼灸師になる上での専門学校の位置づけ
鍼灸師になるためには「高校卒業→鍼灸師の専門学校→国家試験合格→診療所などに就職」という一連の流れが存在します。
この上で高校を卒業後の生活費がないため、生活費を稼ぎながら通いたい場合や、既に仕事を持っている状態で鍼灸師の資格を得たい場合などに夜間専門学校が用いられることが多いです。
鍼灸師の夜間専門学校の利点
鍼灸師の夜間専門学校の利点は以下のようになります。
- 働きながら通える。
- 学費が昼に比べて安くなることがある
- 基本的に昼学部と同じ時間授業を受けられる
- 様々な年齢の人がいる
まず昼に授業を行っている学科に比べて時間を取ることができるため、働きながら勉強し、通うことが可能です。
これは生活する上で大きなメリットですよね。
さらに鍼灸師の夜間専門学校の学費をいくつか調べてみると分かりますが、昼より少し安く通える場合があります。
経済的に余裕があまりないという方にはおすすめです。
次に授業時間が基本的に昼学部と同じ時間受けられます。
夜だから資格が取りにくい、なんていう理不尽なことはありません。
さらに夜は様々な年齢の人が集まるため、高校とは違った新鮮な状況を楽しめます。
このように鍼灸師の夜間専門学校には多くのメリットがあります。
夜間専門学校の学費と必要期間
夜間学校に通う上でやはり気になるのは学費や必要期間ですよね。
経済的に少しでも節約したい、通う時間を短くしたいという方は多いと思います。
そのような方のために、鍼灸師の夜間専門学校の具体的な学費や必要期間について以下にてまとめていきます。
学費
鍼灸師の専門学校の初年度学費納入制度は一般の専門学校と同じように、
入学金+授業料+施設費+実習費
というような構成になっていることが大半のようです。中には入学金がない学校もあります。
具体的な初年度学費として、検索上位5校をみてみると、110~160万円の間にあります。
この学費と大幅にそれることはないでしょう。
夜間の通学必要期間
鍼灸師の学校の必要期間は統一で3年です。3年間通学をしていく必要があります。
内訳として、1年目に東洋医学や施術の基礎を学び、2年目に知識を深めながら実技の技術向上をさせ、3年目に国家試験合格に向け勉強を本格的に行うという流れのようです。
鍼灸師の夜間専門学校は基本的に、以上のような学費、期間構成になっています。
中には4年間しっかり通う物もありますので、より深く学びたいという方は検討してみると良いでしょう。
鍼灸師の夜間専門学校の実例
鍼灸師の夜間学校の位置づけやメリット、学費、必要期間についてある程度理解できたところで、具体的な鍼灸師の学校に言及していきたいと思います。
日本医学柔整鍼灸専門学校
- キャンパス
高田馬場駅から徒歩1分
東京都新宿区高田馬場1-18-18
- 学費
初年度学費、一括納入の場合145万円
- 特徴
臨床教育に力を入れており、授業の種類によっては、教師1名に対し、学生2名の2:1制度が存在します。
日本医学柔整鍼灸専門学校は他にも柔道整復科が存在するので、いろいろな境遇の人と出会える環境と言えるでしょう。
中央医療学園専門学校
- キャンパス
三ノ輪駅(上の駅から4分)から徒歩8分
東京都荒川区荒川1-41-10
- 学費
入学金がないため、初年度合計110万円
- 特徴
入学金がなく、学費が安いため、3年間合計で学費が330万円です。
この学校も柔道整復科が併設されているため、鍼灸科だけでなくいろいろな考えを持った方と接することができるでしょう。
以上のように鍼灸師になるための学校で、夜間に通えるものは多く存在します。
鍼灸師の夜間専門学校まとめ
鍼灸師の夜間専門学校についてある程度理解して頂けたでしょうか。
以上で書いてきたように夜間専門学校には多くの利点があります。
学費が安くすんだり、様々な年齢の方が所属していたり、昼に働くことができたりと、昼学部と違っています。
以上で紹介した学校以外にも日本には鍼灸師の夜間専門学校が多く存在しています。
自分の生活に合う学校を探してみましょう。
そして「時間がないけれど、鍼灸師の資格をとりたい」という方は、鍼灸師の夜間専門学校に通うことを是非検討してみてください!