整体師とは?年収や将来性まで一挙公開! 2017.10.10
日本の国民が高齢化し、健康志向が一般的になってきている昨今、それらを支える整体師という職業は盛り上がりを見せています。
デスクワークでの肩こりの原因になっている歪みの解消、スポーツなどでの身体の不調を生み出す原因になっている骨格筋の歪みを矯正というように整体師の職域は広くあります。
そのような身体の不具合に関する様々な状況を、一挙に解決できるのが整体師であり、私達の生活に身近に存在している職業です。
しかし「整体師とはいったいどういう仕事なのか?」と聞かれ、資格や、その仕事の内容、年収などまで細かく答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は「整体師とは?」という質問に深く答えるために、整体師の仕事の内容から、資格のとり方、年収などの具体的な部分にまで踏み込んで解説していきます。
整体師とはなにか
はじめに整体師という職業について、世間一般の理解よりもう少し深く踏み込んで、解説を行っていきます。
整体の仕事
整体師の仕事とは、人体への深い理解をもって、骨盤の歪みや癖や仕事による筋肉の不調を、手足によって解消する仕事です。
簡単に言えば人体に日々の生活によって生じてしまった様々な歪みを解消することが出来ます。
ここで注意しておく必要があることとして、整体師はあくまでも身体の歪みを解消することで、人間の本来持つ自然治癒力を高め、不調を改善するという点です。
整体以外の仕事
整体師の仕事は実際に整体を施すことだけではありません。
- 施術中やそれ以外の時間に患者の持っている悩みを聞き、アドバイスをすること
- 日常の身体の使い方について、患者の話や身体から判断し、アドバイスをすること
以上のような精神的、身体的な相談にのり、患者の負担を軽くしていくことも整体師の重要な仕事の1つです。
アスリートの整体やアドバイスなどを専門にしたスポーツ整体という領域もあり、様々な領域に対応できるのが整体の利点でもあります。
整体師として働くということ
「整体師の仕事とは」という質問についてある程度答えることができるようなったところで、次に「整体師として働いていくとはどのようなことなのか?」、つまり職業としての整体師になる方法や、具体的な年収までを解説していきます。
整体師になるには?
整体師になるためには何をすればいいのでしょうか。
実は整体師に国家資格は存在しません。国家資格のある柔道整復師とは根本的に違う職業なので、混同してしまうことのないよう、注意しましょう。
整体師になるためには高校卒業後に整体師養成スクールに通うのが一般的です。
もしくは通信で学ぶという選択肢もありますが、その場合は実務経験が全くないところからスタートするため、見習いとしてある程度の期間を働かなければならないようです。
スクールに通った後、学校の紹介や、バイトをしていた整体院に就職し、整体師としてのキャリアをスタートするというのが主流のようです。
整体師の収入
整体師の平均年収は340万円です。年代別にまとめると50代が最も高く、年収400万円程もらっています。
整体院の多店舗経営に成功した場合には、年収1000万円を越える整体師の方も少ないですが存在します。
整体師の将来性
整体師の仕事と具体的な収入まで理解したところで次に、整体師の将来性について解説していきたいと思います。
整体師とは将来性のある職業か
整体師とは将来性のある職業なのでしょうか?
この問には一概には答えることは出来ません。
現在は少子高齢化の影響で整体が必要な世代というのは日本では増えてきています。さらに東洋医学に基づく整体に信を置く患者さんは、常に一定数存在しています。
それらの点で言えば、整体師の需要は増えるもしくは、減ることはないと言えるかもしれません。
しかし需要があり、技術があれば独立開業することもできる整体師を目指す人は当然増えます。
つまり競争が激しくなってしまいます。
これらの状況から「整体師とは将来性のある職業か?」という問いに一概に回答する事はできません。
競争を勝ち抜くために必要な事
しかし整体師として競争を勝ち抜くために必要なことはあります。
それは現代において細分化されたニーズに専門家していくことです。
具体的に言えば、アスリートに専門化されたスポーツ整体や女性を専門にした美容整体のように個別のニーズに強い整体師になることで、競争力を高めることが出来ます。
整体師まとめ
整体師の仕事とはという疑問から、なり方、年収、将来性まで一挙に解説してきました。
「これから整体師になろう」「整体師に興味がある」という方の職業選択の上での一助となれば幸いです。
もうとは度この記事について以下にてまとめます。
- 整体師の仕事
・整体作業
・精神、身体面でのアドバイス
- 収入
・平均年収:340万円
・世代別最高年収:50代400万円
整体師として競争に勝ち抜くためには、アスリートのために差別化されたスポーツ整体、女性のための美容整体と言うように専門化が必要です。
これらの情報から自分の興味、生活を考え、良い職業選択を行ってください。