柔道整復師向けセミナーとは?勉強会で気を付けるべき3つのポイント 2017.10.23
最近は柔道整復師の数が増加しており、整骨院同士の競争率も激化しています。
これからは開業するだけでは稼ぐことはできず、「本当に治せる柔道整復師」が必要になってきています。
確かな柔道整復師になるためにはどうすればいいのでしょうか。
今回は柔道整復師向けのセミナーにはどんな種類があるのか、知識や技術を身につけるためにはどのようなことをすればいいのかを紹介していきます。
柔道整復師としてスキルアップするためのセミナー
とにかく今よりもスキルアップがしたくてセミナーを探してみたけど、いろんなセミナーがあってどれに参加すればいいのかわからないなんてことありますよね。
柔道整復師向けのセミナーといってもさまざまなものがあります。
どんな種類のものがあるのか見ていきましょう。
療法や技術に関するもの
療法や技術に関するセミナーは非常に多いです。
柔道整復師として有名な先生を招いて座談会や講習などを行うセミナーは非常に多く、特に手技療法に関するものと、ギプス固定に関するものが多いです。
養成学校で学んだことはあくまで基本でしかありません。
セミナーなどに参加することによって、患者さんの症状についてや、現在自分がやっている療法についてより深く理解できるようになります。
開業するためのもの
セミナーには他にも開業に関するものもあります。
養成学校では開業をするタイミングや、細かな手続方法などを教えてくれることは少ないです。
職場の院長に聞くことも可能ですが、できることなら広い視野でアドバイズをもらったほうが自分のためになります。
また、柔道整復師向けのセミナーには、現在整骨院を経営している人向けのものもあります。
参加することでどうすればより集客できるのか、従業員のレベルをアップされるためにはどうすればいいのかなど、整骨院の経営でぶつかる課題を解決することができます。
セミナーを開催している団体はどんなもの?
セミナーを開催している団体は主に柔整師会や、柔道整復師の転職に特化した転職サイトなどです。
柔整師会は日本国内に100以上存在しているので、それだけの数のセミナーが開かれているということです。
他にも治療家に関わる企業などが行うセミナーなどもあり、メジャーなのが国試黒本を発行しているウィルワン株式会社が主催しているセミナーです。
セミナーに参加する際のポイント
セミナーに参加する際に注意しなければならないのが、セミナーに参加しただけで勉強した気になってしまうことです。
セミナーに目的意識を持って参加しなければ学んだことを活かせられません。
自分にはどんなものが足りなくて、どんなことを学ばなければならないのかを考えてからセミナーを選ぶようにしましょう。
セミナーに参加する際に気を付けるべきポイントは主に3つです。
ポイント1 参加するセミナーには気を付ける
セミナーを選ぶ際に注意するべきなのは、特に聞いたこともないような組織や企業のセミナーに参加することです。
セミナーの質に関わるだけでなく、セミナーと称して対したことをせず、参加費だけもらうなんてこともあります。
著名な先生が講師をするセミナーでしたらそこまで問題はありませんが、聞いたことのない団体のよく分からない講師のセミナーには要注意です。
ある程度知名度があり、歴史も長い組織が主催するセミナーに参加したほうが講師の質も高く、学べることも多いでしょう。
ポイント2 同業者と積極的に関わることが大切
セミナーに参加するだけでなく、参加している同業者と積極的に関わることも大切です。
セミナーに参加するというだけで、技術の習得に前向きということですから、会話の中から学ぶこともあるでしょう。
職場の違う同業者と接点を持つことで、自分の状況を客観的に見ることもできます。
もしかすると、自分の知らない勉強会など役に立つ情報を聞くことができるかもしれません。
ポイント3 職場で行われる勉強会は知識交流のチャンス
整骨院の中には、毎週院内で勉強会を開催しているところがあります。
セミナーなどで学ぶのもいいですが、こういった院内の勉強会を有効活用することが、技術上達への近道です。
自分が働いている院では勉強会がないという人は、勉強会を積極的に開催している整骨院に転職するといいでしょう。
勉強会があるがレベルが低くて参加したくないという人でも、もっとレベルの高く外傷などを積極的に治療できるところに転職しましょう。
業務内容や風土のようなものは本当に整骨院ごとに異なるので、自分に合った整骨院に転職するのがもっとも確実です。
セミナーでキャリアアップしよう
柔道整復師としてのスキルを身につけるためには、セミナーに参加するのがおすすめです。
セミナーといってもさまざまな団体が主催しており、具体的な内容もそれぞれ異なります。
自分になにが必要なのかをきちんと考えてセミナーに参加するようにしましょう。
ただセミナーに参加するだけでなく、目的を持つこと、そして同じ参加者と関わりを持つことが1番大切です。