柔道整復師試験に最短合格するための効率的な勉強法とは? 2017.11.20
今回は柔道整復師を最短で取得するための、効率的な勉強法について解説します。
柔道整復師の国家試験は年に1度しか行われないので、試験に落ちた場合はまた1年間勉強しなければなりません。
合格するためには、ただ勉強するだけでなく、内容をきちんと理解して効率的に勉強することが大切です。
これから説明することをきちんと理解すれば効率的に勉強を進めることができ、柔道整復師資格を最短で取得できますよ。
勉強の前に柔道整復師試験内容について理解しよう
試験突破に第一に必要なのは、試験がどういったものなのかを理解することです。
具体的に言うと、各種科目について合格点、平均点、皆が落ちる原因などをきちんと理解することが大切になります。
試験の傾向さえ掴んでしまえば、対策も可能です。
これまでの不合格者がなぜ落ちているのかを理解することで、正しい対策を効率的に行うことができます。
柔道整復師の試験概要
試験科目は解剖学、生理学、運動学などの11科目から成り立っています。
問題構成は、必須問題30問、臨床実地問題15問を含んだ230問です。
合格には必須問題の80%、必須問題以外の120問正解が必須です。
合格率は平成25年:75.3%、26年65.7%と最近では7割~から8割を維持しています。
3年間学校で勉強しているにも関わらず、不合格者が約3割います。難易度の高さがうかがえますね。
必須問題30問で80%以上取らなければならない
柔道整復師の試験を受験するとき、ネックとなっているのは必須問題30問です。
この30問で80%以上とらなければ、その時点で不合格と判子を押されてしまいます。
まずは傾向を掴むことが大切
試験の全体像について理解を深めることが、合格には不可欠です。
サイト内に柔道整復師の試験について詳しく解説している記事もあるのでご覧ください。
柔道整復師試験の勉強ポイント
試験の傾向を掴むことができれば、傾向に合わせた勉強をすればいいだけです。
必須問題30問を突破し、試験に合格するためのポイントを解説していきます。
絶対に落とせないポイントはここ
目標は必須問題9割正解です。これを目指して学びましょう。
必修問題の科目別の出題割合はほぼ固定です。
柔道整復理論が15問、解剖・生理が6問、一般臨床が3問。この4教科だけでだいたい25点分出題されます。
これらの科目は満点取得を目指す勢いでやりましょう。合格の近道です。
他の科目も基礎を固めて対策
残りの科目からも合計で4、5問出題されます。
しかし5問のためにすべて覚えることは不可能です。頻出のところだけ覚えて、大幅減点にならないようにしましょう。
必須問題では、基本的に難しい問題は出ません。単純な基礎問題がほとんどです。
そのため基礎固めを念入りに行いましょう。
効率よく勉強をするコツ
効率よく試験に合格するためには、柔道整復師試験の過去問を徹底的にやりましょう。
最低でも5年分はやりましょう。
できるだけ早い段階でやったほうが、実際の試験のレベルを肌で感じることができます。
過去問で合格点を出しておけば、自信をもって柔道整復師試験に挑むことができるでしょう。
実際の試験では過去問と似たような問題が出題されることも多くあります。
過去問の具体的な勉強法として、
- 間違えた問題
- 正解したけど覚えていなかった問題
これをやることでわからない問題をきっちり潰しながら、過去問演習ができます。
柔道整復師のテストには上記のように幾つか特徴があります。工夫していきましょう。
以外に大事?勉強する環境にも注目
柔道整復師の試験に効率よく合格するためには、どんな環境で勉強するかということも大切です。
なぜ環境が重要なのか?
柔道整復師試験は言うまでもなく、その分野の専門知識を確認するための試験です。
専門知識は参考書を読んで得ることもできます。しかし最も重要なのは理解している人にきちんと教えてもらうことです。
例えば1つの筋肉の動き方を、参考書を読んで詳細に理解することができるでしょうか?
そこで理解した知識には実感を伴いません。
深く理解している人に実際に身体を使って說明してもらう。さらにわからないことをすぐ質問する。
この2つができれば勉強のスピードはすぐにあがります。
勉強におすすめの環境とは?
それでは具体的に、勉強におすすめの環境とはどのような場所でしょうか?
必要な要素は以下の3つです。
- 柔道整復師試験について深く理解している人がいること
- すぐ質問できること
- モチベーションが続きやすい場所であること
この3つの要素を兼ね備えた環境と言えば、やはり学校です。
柔道整復師の養成学校は日中開講している学校のほかにも、夜間の学校などもあります。
柔道整復師の養成学校には、現場で活躍している深い知識を持った先生と、同じ目標をもった仲間がいます。
刺激を受けながら勉強ができるので、モチベーションも続くでしょう。
効率的に柔道整復師試験の勉強をしよう!
柔道整復師の試験の勉強をする上で注意するポイントを解説してきました。具体的に想像ができるようになっていただけたでしょうか。
もう一度おさらいをしておきましょう。
- 試験について正しく理解すること
- 皆がつまずく必須問題対策を重点的にやること
- 環境はきちんと考えて選ぶこと
以上の3つの点を意識しながら勉強してみてください!